アジアカップ

　サッカー・アジアカップ（杯）のグループステージが14日、カタールのアルトゥマーマで行われ、世界ランク17位・日本は同94位ベトナムに4-2で白星発進した。一時はリードを奪われながら逆転。歴代最多を更新する国際Aマッチ10連勝とした。一時逆転されるまさかの展開だったが、MF中村敬斗のスーパーゴールで逆転。決勝点となった一撃に対し、海外記者は「アッと驚く素晴らしいゴール」「彼は注目すべき選手だ」と称賛した。

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　まさかの流れをぶった切る一撃だった。2-2の前半アディショナルタイム。中村は左45度から右足を振り抜いた。ゴール右隅に吸い込まれるスーパーゴールで逆転。得意のコースで窮地を救う決勝ゴールを奪い、A代表では6戦6発となった。

　英紙「ガーディアン」や「デイリー・メール」に寄稿するハンガリー出身で英国在住のサッカージャーナリスト、ベンス・ボチャーク記者は、Xで「日本代表のケイト・ナカムラがアジア杯でアッと驚く素晴らしいゴール」と称賛。「リバプールのスカウトは昨季、彼が夏にリーグアンに移籍する前にかなり彼を追いかけていた。今のところ非常に落ち着いている」「彼は注目すべき選手だ」と伝えた。

　中村は試合後の中継インタビューで「良い時間帯で点を獲れたのはよかった。パスを受けた時から振り抜こうと思っていた。それがいいコースに飛んでよかったです。結果が凄く大事だと思うので、次の試合も勝ちたいと思います」と話していた。

　森保一監督率いるグループDの日本は19日にイラクと、24日にインドネシアと対戦。全6組に分かれる今大会は各組上位2か国と、3位のうち上位4か国の全16チームが決勝トーナメントに進む。日本は大会前まで歴代最多の国際Aマッチ9連勝中。2011年以来3大会ぶり5度目の優勝が期待される。