女子サッカーの婦人科問題に新たな支援 WEリーグ・INAC神戸をウィルミナがサポート
株式会社ウィルミナは3月12日、ノエビスタスタジアム神戸で日本女子プロサッカーリーグ・WEリーグで「INAC神戸レオネッサ」を運営するアイナックフットボールクラブ株式会社と「コンディショニングパートナー契約」を結んだことを発表しました。
ウィルミナとINAC神戸の運営会社が「コンディショニングパートナー契約」を締結
株式会社ウィルミナは3月12日、ノエビスタスタジアム神戸で日本女子プロサッカーリーグ・WEリーグで「INAC神戸レオネッサ」を運営するアイナックフットボールクラブ株式会社と「コンディショニングパートナー契約」を結んだことを発表しました。
今回の契約は、選手が抱える婦人科問題(生理対策)に関する支援を行い、最高の体調で試合に臨めるようコンディション調整のサポートを目的としたもの。
これまで、海外の女性アスリートの多くは、ピルを用いて生理の周期を調整し、大事な試合の際に体調に影響が出ないようにしています。しかし、日本国内においては、ピルによる生理周期の調整が可能であることやピルを服用することで生理痛を軽減できるなどの効用についての知識や理解促進が進んでおらず、女性アスリートでもほとんど利用されていないのが実情です。
そこで、試合時に最高のパフォーマンスが発揮できるよう、医療サポートの一環としてウィルミナが展開する、オンラインによる医師の診察と低用量ピルの処方が可能なオンライン処方サービス「HERDAYS」が導入されることに。
今回、INAC神戸の選手・スタッフ30人に調査を実施した結果、婦人科系の問題(複数回答)は「月経痛」43%、「頭痛」26%などの悩みを抱えている一方、現在ピルを服用している人は0人という回答でした。
女性アスリートのコンディションや運動パフォーマンスに影響を与える生理対策において、ピルの服用という新たな選択肢を提供し、より一層の選手の体調管理を実現するために「コンディショニングパートナー契約」が締結されました。
今後、ウィルミナは「HERDAYS」を通じて、生理対策における新たなスタンダードとして「女性アスリートのニューノーマルの創造」の提唱と普及を目指していく、としています。
○具体的な取り組み内容
(1)選手、指導者、保護者向けに正しい知識の教育、啓発活動
(2)女性アスリート向けピル服用指針の作成
(3)オンライン処方サービス「HERDAYS」の導入による医師へのアクセス体制の整備
(THE ANSWER編集部)