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部活の恋愛禁止ルールのなぜ 日本「ダメだ、無駄だ」海外「もっと恋をしろ」異なる価値観の理由――女性アスリートと恋愛

荒木絵里香さんにとってパリ五輪は客観的に見る五輪は20年ぶりという【写真:松橋晶子】
荒木絵里香さんにとってパリ五輪は客観的に見る五輪は20年ぶりという【写真:松橋晶子】

伊藤さんと荒木さんが今回のパリ五輪に願うこと

――オリンピックを通して「女性アスリートの今」を語ってもらいました。最後にオリンピアンである立場から今回のパリ五輪に期待することを教えてください。

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荒木「私、オリンピックを客観的に見るのが20年ぶりなんです。2004年のアテネは最終選考でメンバー落ちをして、2008年の北京以降は出場し、何かしらで関わっていました。自分が五輪を見て、いろんな競技を応援できるのが純粋に楽しみだし、一緒にプレーした選手も多いので特別な気持ちになる。今はこうやって伝える側の立場。いろんな人が自分の頑張りや、それまでの過程を見てもらえるチャンス。スポーツそのものやバレーボールの魅力を伝えられる良い機会なので、社会全体にポジティブな影響を受け取ってもらえるように頑張りたいですね」

伊藤「今回のパリは新たな五輪になると思います。お金がかかる大会から、ミニマムな既存の施設を使ってサステナブルな大会の始まりになる。選手村に託児所ができたり、SDGsに関わる活動のコミュニティを作ったり、いろんな活動をしています。フランスという国自体、夫婦別姓を採用したり、子育ての手当が厚かったり、先進的に取り組んできた。競技ももちろん楽しみですが、これからのモデルになる大会として、ジェンダー平等の推進など、いったい何を作ってくれるのか、凄く楽しみです」

(終わり)

(THE ANSWER編集部・神原 英彰 / Hideaki Kanbara)


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