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快進撃イタリアが惜敗、4強で力尽く 終盤逆転負けに呆然、ベンチで動けず…旋風終焉も球場は温かい拍手

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は16日(日本時間17日)、米マイアミのローンデポ・パークで行われた準決勝で世界ランク14位のイタリアが同5位のベネズエラに2-4で逆転負け。侍ジャパンが準々決勝で屈した中南米の強豪に屈し、史上初の決勝進出を逃した。17日(同18日)の決勝は米国―ベネズエラのカードとなった。

ベネズエラ戦のイタリアのベンチ【写真:荒川祐史】
ベネズエラ戦のイタリアのベンチ【写真:荒川祐史】

WBC準決勝・イタリア―ベネズエラ

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は16日(日本時間17日)、米マイアミのローンデポ・パークで行われた準決勝で世界ランク14位のイタリアが同5位のベネズエラに2-4で逆転負け。侍ジャパンが準々決勝で屈した中南米の強豪に屈し、史上初の決勝進出を逃した。17日(同18日)の決勝は米国―ベネズエラのカードとなった。

 エスプレッソ旋風が、セミファイナルでついに止まった。

 2回、1死から5番デゼンゾのセンター前ヒットから2四球で1死満塁に。8番ドラツィオがフルカウントからしっかり見極め、押し出し四球を選んで先制。ここで先発モンテロから2番手サンチェスに代わったが、続くソーリの二ゴロの間に1点を追加し、優位に展開した。

 先発はロレンゼンから直前にノラに変更。セルベリ監督は「直感です」と理由を明かしていたが、フィリーズでメジャー通算109勝を挙げているエース右腕が力投した。4回に4番スアレスに一発を許したものの、毎回走者を出しながら4回59球を投げ4安打1失点。1次ラウンド最終戦・メキシコ戦の5回無失点という力投から中4日で仕事を果たした。

 2番手で上がったロレンゼンは、1次ラウンド米国戦で大金星に導く5回途中無失点の好投を演じたロイヤルズの元二刀流右腕。最少リードながら力投したが、7回2死一塁から4連打で逆転を許した。打線も3回以降はベネズエラ投手陣を打ち崩せず、マイアミに散った。

 最後の打者が三振に倒れると、イタリアナインは歓喜に沸くベネズエラの様子をベンチから呆然と見つめた。しかし、しばらくしてベンチ前に選手が集まると、客席に向かって手を振り、声援に感謝。場内からは温かい拍手が起きた。ナインは健闘を称えるハグを交わした。

 イタリアは世界ランク14位で、プールBで3位の米国、6位のメキシコから水を空けられた3番手の位置づけ。前評判も史上最強の呼び声高い米国とメキシコの突破が有力視された。ノラ、ロレンゼンのほか、昨季32発のパスカンティーノ(ロイヤルズ)とメジャーで実績のある選手もいるが、メジャー傘下に所属する選手も少なくない。しかし、米国を破る大会史上に残る大金星を挙げるなど4戦全勝で1位通過した。

 準々決勝はプエルトリコに8-6で競り勝ち、史上初のベスト4へ。本塁打を打った際に名曲「トゥーランドット」が球場に流れ、打った選手がベンチ内のエスプレッソマシンでエスプレッソを淹れて飲み干すセレブレーションも話題に。敗れはしたが、快進撃でWBCに熱狂を呼んだ。

 17日(同18日)の決勝は米国―ベネズエラのマッチアップに。米国は勝てば2大会ぶり2度目、ベネズエラが勝てば初の優勝となる。

(THE ANSWER編集部)



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