イタリア「どういたしまして、USA」 米国の敗退危機助け…試合中も「我々は君たちを思っていた」WBC新記録3発男が最高潮
ワールド・ベースボール・クラシックは11日(日本時間12日)、プールB最終戦で世界ランク14位のイタリアが同6位のメキシコに9-1で完勝し、4連勝で1位通過を決めた。米国を含め、強敵を撃破する快進撃。決勝トーナメントも台風の目になる可能性がある。前日イタリアに不覚を取り、自力突破が消滅した米国はこの日のイタリア勝利により3勝1敗で2位で“復活通過”となった。前回4強のメキシコは敗退が決まった。

WBC・プールB
ワールド・ベースボール・クラシックは11日(日本時間12日)、プールB最終戦で世界ランク14位のイタリアが同6位のメキシコに9-1で完勝し、4連勝で1位通過を決めた。米国を含め、強敵を撃破する快進撃。決勝トーナメントも台風の目になる可能性がある。前日イタリアに不覚を取り、自力突破が消滅した米国はこの日のイタリア勝利により3勝1敗で2位で“復活通過”となった。前回4強のメキシコは敗退が決まった。
イタリア旋風は止まらない。電撃参戦したメジャー109勝右腕ノラ(フィリーズ)が5回無失点の好投でリズムを作ると、2、6、8回にパスカンティーノが1試合3発、4回にバーティのソロが飛び出した。そのたびに球場にイタリアの名曲「トゥーランドット」が爆音で流れ、ベンチでエスプレッソを淹れるセレブレーションを披露。前回大会、準決勝で日本と死闘を演じ、メジャー選手も多数擁するメキシコに完勝した。
これに救われたのが米国だ。前日、イタリアに大金星を献上し、この日の結果次第では敗退の可能性もあった。米国はイタリア戦前に、マーク・デローサ監督がに準々決勝進出を決めていると“勘違い”していたことが伝えられ、物議を醸している。金星献上後の主将アーロン・ジャッジは「自分たちでどうにかできることではない。今の我々に必要なのは少しの運だ。どうなるかだね」と語っていたが、運が味方した。
1試合3発というWBC新記録を打ち立てたパスカンティーノは試合後、「カフェインがガンガン効いてるよ。エスプレッソ豆のおかげでハイになってる。最高の気分だね」とハイテンション。エスプレッソが足りるか心配になるほどの一発攻勢に「あのエスプレッソの箱、あと何箱追加注文しているの?」と聞かれ、「必要なだけさ! 必要な分だけ、どうにかして手配するよ」と笑顔だった。
すると「USA、どういたしまして」と切り出し、「我々は君たちのことを思っていたよ、ホテルのそっち(米国チーム)のことも考えてたんだよ。君たちがパーティーに参加できて嬉しいよ」とドヤ顔を決めた。
「携帯電話を見たら、ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズの同僚で米国代表)からどんなメッセージが来ていると思う?」と問われると「彼のホテルのルームキーを用意してくれてたらいいな。それを期待してるよ(笑)。いや、冗談だけどね」とジョークも飛び出し、「でもどうだろう、分からないな。今の自分の感情が何なのかすら分からないんだ。こんな気分は初めてだから」と冷静でいられない様子だった。
イタリアは世界ランクで見れば14位で、プールBで3位の米国、6位のメキシコから水を空けられた3番手の位置づけ。前評判も史上最強の呼び声高い米国とメキシコの突破が有力視された。フィリーズのエース・ノラのほか、昨季32発のパスカンティーノ(ロイヤルズ)とメジャーで実績も揃う選手もいるが、メジャー傘下に所属する選手が多い。にもかかわらず、強豪がそろうプールBで快進撃を演じた。
(THE ANSWER編集部)
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