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サトリア感激会見「最高のエンディング」感動の18秒 代表ラスト登板で4万人が万雷拍手「チェコ野球の今後に期待して」【WBC】

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は10日、東京ドームの1次ラウンド・プールC最終戦で日本代表「侍ジャパン」がチェコに9-0で勝利した。敗退が決まっているチェコは4連敗となったものの、7回まで0-0の大善戦。この試合で代表引退するオンジェイ・サトリア投手が4回2/3を3奪三振6安打無失点と好投した。試合後、4万2340人が集まった東京ドームはサトリアに万雷の拍手を送り、右腕は目に涙を浮かべた。

侍ジャパン戦、4回2/3を投げたチェコ代表のオンジェイ・サトリア【写真:加治屋友輝】
侍ジャパン戦、4回2/3を投げたチェコ代表のオンジェイ・サトリア【写真:加治屋友輝】

ワールド・ベースボール・クラシック

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は10日、東京ドームの1次ラウンド・プールC最終戦で日本代表「侍ジャパン」がチェコに9-0で勝利した。敗退が決まっているチェコは4連敗となったものの、7回まで0-0の大善戦。この試合で代表引退するオンジェイ・サトリア投手が4回2/3を3奪三振6安打無失点と好投した。試合後、4万2340人が集まった東京ドームはサトリアに万雷の拍手を送り、右腕は目に涙を浮かべた。

 会見に現れたサトリアは「まず皆さんに感謝をお伝えします。こんなことになるとは思いませんでした。最高のスタジアムで投げて、本当に投手として最高の、ベストエンディングでした」と、感激した様子で試合を振り返った。

 普段は工事管理の事務職として働く右腕が、侍打線の前に立ちはだかった。

 この日が代表ラスト登板。120キロ台後半のストレートと110キロ台のチェンジアップを多投し、制球良くストライク先行。村上宗隆を2打数無安打に抑え、岡本和真からは三振を奪った。5回2死二、三塁で球数制限65球を超えて降板となったが、場内は総立ちとなり、割れんばかりの拍手が送られた。スタンドのチェコファンは涙を流す人もいた。

 前回のWBCでも登板。当時は大谷翔平を2打数無安打1三振に抑え込むなど話題になった。今回、大谷は出場しなかったが、日本を代表する選手たちを翻弄。チェコのハジム監督も降板を伝える際、“日本式”の一礼で敬意を示した。「(監督には)私たちの国のため投げ続けてくれてありがとうとお礼を言われました」と語った。

 試合は8回に大量9失点。試合後はベンチから出て三塁線に整列。一塁線に並んだ侍ジャパンとともに帽子を取ってお辞儀すると、総立ちとなった内野席のファンから温かい拍手が送られた。サトリアは憧れの投手に挙げる宮城と先発で投げ合った高橋とハグ。健闘を称え合った。

 そして、引き揚げる際にホームベース付近に立ち止まると、グラウンドへの別れを惜しむように球場を見回した。場内は割れんばかりの歓声。18秒、至福の時を過ごすと帽子を取ってお辞儀を繰り返した。異例の光景に目元をぬぐうシーンも。カメラに向かって「アリガトウゴザイマス!」と感謝した。完全に試合後の主役となった。

 引退の決断について問われ「十分に投手がいる安心がそうさせました、皆さんもチェコ野球に驚くと思います。チェコ野球の今後に期待してください」と話した。「たくさんの人に見守られて試合をしましたが、私たちはプロではありません。テレビでNPBの試合を見て、宮城や高橋のようなNPBのスーパースターと一緒に写真を撮って話せたのも本当にいい思い出」と万感の思いを語った。

 思いを語りつくした右腕は、会見場を出る際にも報道陣から大きな拍手を浴びた。

 29歳のサトリアは前回2023年大会の日本戦で大谷翔平から三振を奪うなど力投。本職は電気技師と話題になったが、実は「事務職」。24年11月、名古屋で行われた日本代表との強化試合の際に「THE ANSWER」の取材に対し「なぜかそういうことになっているけど、自分で工事をすることはないんだ。工事の管理をする事務職なんだよ」と明かしていた。

(THE ANSWER編集部)



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