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全敗チェコが美しくWBCを去る 整列&お辞儀、東京Dに作った“流れ”…敗退も貫いた流儀

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は10日、東京ドームの1次ラウンド・プールC最終戦ですでに1位通過を決めている日本代表「侍ジャパン」がチェコに9-0で勝利。4勝0敗で1次ラウンドを終了した。敗退が決まっているチェコは4連敗となったものの、終盤まで0-0の大善戦。試合後は整列し挨拶するルーティンを披露し、場内の大歓声を浴びた。グッドルーザーとしてWBCを去る。

侍ジャパンに敗戦後、整列してスタンドへ挨拶するチェコ代表【写真:加治屋友輝】
侍ジャパンに敗戦後、整列してスタンドへ挨拶するチェコ代表【写真:加治屋友輝】

ワールド・ベースボール・クラシック

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は10日、東京ドームの1次ラウンド・プールC最終戦ですでに1位通過を決めている日本代表「侍ジャパン」がチェコに9-0で勝利。4勝0敗で1次ラウンドを終了した。敗退が決まっているチェコは4連敗となったものの、終盤まで0-0の大善戦。試合後は整列し挨拶するルーティンを披露し、場内の大歓声を浴びた。グッドルーザーとしてWBCを去る。

 チェコの東京ドームでの戦いは礼に始まり、礼に終わった。

 この日は代表引退するオンジェイ・サトリア投手が“魔球”チェンジアップで幻惑。普段は工事管理の事務職として働く右腕が5回途中無失点の快投を演じた。後を受けた大学生の2番手コバラも力投したが、8回1死一塁から長打を打たれ、味方の痛恨タイムリーエラーで決勝点を献上。ここで一気に崩れ、周東に3ランを打たれた。後続の投手も村上に満塁弾を浴びるなど、一挙9失点で敗れた。

 最後の打者が空振り三振に倒れると、チェコナインはベンチから出て三塁線に整列。一塁線に並んだ侍ジャパンとともに帽子を取ってお辞儀すると、総立ちとなった内野席のファンから温かい拍手が送られた。先発サトリアは憧れの投手に挙げる宮城とハグ。健闘を称え合った。引き揚げる際にホームベース付近に立ち止まると、場内は大歓声となった。

 今大会両チームの選手が試合後に整列し、お辞儀する流れは5日のチェコ―韓国戦から始まった。敗退が決まった台湾戦を含め、チェコは毎試合欠かさず。先頭打者が初回の第1打席で相手捕手、球審と握手をするスポーツマンシップも話題に。この日も1番バブラが打席入りする際、侍ジャパンベンチに会釈して軽く頭を下げ、続けて捕手の中村悠平、球審に挨拶をした。最後までグッドルーザーだった。

 ハジム監督自身が神経科医で、多くの選手が掛け持ちしながらプレー。会計士、教師、消防士、宇宙産業のエンジニア……。そんな選手たちがリスペクトを持っている野球大国・日本で堂々とプレーした。前回大会は初勝利を挙げ、はつらつとした全力プレーで多くの感動を与えたチェコ。WBC勝利は次回にお預けとなったが、美しき敗者として東京ドームを去った。

(THE ANSWER編集部)



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