「必勝ハチマキ」話題のWBCチェコ監督、侍Jの優勝祝福「グラウンド内外で模範となる」
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、日本代表は3大会ぶり3度目の優勝を果たした。決勝で米国を激闘の末に3-2で破り、世界の頂点に立った侍ジャパンに対して各国から称賛の声が上がっているが、1次ラウンドで日本に2-10と敗れたチェコ代表のパベル・ハジム監督は、改めて「グラウンド内外で模範となるような選手たちを輩出した国」と日本を称えている。
チェコ代表公式ツイッターがパベル・ハジム監督のコメントを紹介
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、日本代表は3大会ぶり3度目の優勝を果たした。決勝で米国を激闘の末に3-2で破り、世界の頂点に立った侍ジャパンに対して各国から称賛の声が上がっているが、1次ラウンドで日本に2-10と敗れたチェコ代表のパベル・ハジム監督は、改めて「グラウンド内外で模範となるような選手たちを輩出した国」と日本を称えている。
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1次ラウンドのプールBで日本と対戦したWBC初出場のチェコ。11日の日本戦に2-10で敗れるなど1勝3敗で1次ラウンド敗退を喫したが、グラウンド上でのひたむきな姿勢やスポーツマンシップ溢れる行動が野球ファンの心を掴んでいた。
ハジム監督も最終戦となった13日の豪州戦後の記者会見に、「必勝」と書かれたハチマキを巻いて出席。日本との試合で佐々木朗希投手(ロッテ)が162キロの速球をウィリー・エスカラ外野手の左膝付近に当て、その後お菓子を大量購入しチェコの宿舎にお詫びしにいった行動などを引き合いに出しながら、日本の野球に対して敬意と感謝を示していた。
チェコ代表公式ツイッターは、日本のWBC制覇を受けてハジム監督のコメントを紹介。「野球が息づき、人生のそれ以外の価値観も尊重する国に祝福を送ります」と、日本で体験したグラウンド内外での素晴らしい日々を改めて振り返るように称賛の言葉を送った。さらに「イチロー、ササキ、オオタニ、そしてグラウンド内外で模範となるような選手たちを輩出した国」と、大谷翔平投手(エンゼルス)ら日本の名選手を挙げ、「我々の国との試合が、より多く行われることを夢見ています」と語っている。
今大会の初戦で中国を8-5で破り、歴史的な初勝利を挙げていたチェコ。普段は電気技師や高校教師などを本職とする選手たちで構成されるチームだが、自国のさらなる野球文化発展のために、世界一となった日本と再び対戦することを望んでいた。
(THE ANSWER編集部)