大谷翔平、敗者との“粋な国際交流”を米放送局絶賛「単純だが、WBCを特別なものに」
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、日本代表「侍ジャパン」の3大会ぶり3度目の優勝で幕を閉じた。米国で大会を中継した米スポーツ専門局「FOXスポーツ」は、「WBC最大の勝者たち」と題して、印象に残った選手を特集。エンゼルス・大谷翔平投手と他国選手との交流について、画像付きで「この大会をこれだけ特別なものにした完璧な要約」と絶賛した。
米放送局がチェコ投手&大谷の交流に注目
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、日本代表「侍ジャパン」の3大会ぶり3度目の優勝で幕を閉じた。米国で大会を中継した米スポーツ専門局「FOXスポーツ」は、「WBC最大の勝者たち」と題して、印象に残った選手を特集。エンゼルス・大谷翔平投手と他国選手との交流について、画像付きで「この大会をこれだけ特別なものにした完璧な要約」と絶賛した。
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大谷がサインの入ったチェコ代表のユニホームを手に笑顔を見せた。隣にいる髭を蓄えた選手は11日の日本戦(東京D)に先発し、大谷から三振を奪ったチェコ代表のオンジェイ・サトリア投手だ。FOXスポーツは同投手がツイッターで公開した写真を引用。「WBC最大の勝者たち:どの選手が私たちに最も感銘を与えたか」と題した記事を掲載した。
様々な大会名場面を列挙した上で、「とっておきは最後に残しておかなくては」とサトリアと大谷の交流を大トリに。サトリアは120キロ台の直球で侍打線を翻弄し、大谷からは3球三振を奪うなど3回3失点と力投した。同局は「26歳の電気会社の技師が記念すべき三振を奪った」と本職に触れながら描写した。
スーパースターから電気技師が三振を奪ったことも称賛されたが、記事では「その後に起こったあらゆることがこれをさらに特別なものにした」と説明。大谷がチェコ代表のユニホームを持ってサトリアと2ショットを撮っただけではなく、準決勝に向けて米国に到着した際にチェコ代表の帽子を被っていたことも絶賛した。
「シンプルな行動だが、この大会をこれだけ特別にしたものが何なのか、完璧に要約している」
グラウンド上の激闘だけではなく、国を越えた敬意溢れるやり取りにも注目が集まった今大会。WBCの価値を高めた粋な国際交流として、大谷の行動を取り上げた同記事は、「次が待ちきれない。2026年にまた会おう!」と早くも第6回大会を楽しみにしていた。
(THE ANSWER編集部)