日本人が「WBCでもスポーツマンシップ」 メキシコ戦客席で発見された名場面を米国も称賛
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、21日(日本時間22日)に米マイアミのローンデポ・パークで行われた決勝で日本が前回王者・米国を3-2で破り、2009年第2回大会以来14年ぶり3度目の優勝で幕を閉じた。前日20日(同21日)の準決勝メキシコ戦では劇的なサヨナラ勝ち。勝負が決まった直後、客席の日本ファンが国旗を振るのを止め、メキシコファンをハグを交わしていた。話題を呼んでいた場面に米メディアも注目。「スポーツマンシップがWBCでも見られた」などと報じている。
準決勝メキシコ戦でサヨナラ勝ちした直後に見られた光景
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、21日(日本時間22日)に米マイアミのローンデポ・パークで行われた決勝で日本が前回王者・米国を3-2で破り、2009年第2回大会以来14年ぶり3度目の優勝で幕を閉じた。前日20日(同21日)の準決勝メキシコ戦では劇的なサヨナラ勝ち。勝負が決まった直後、客席の日本ファンが国旗を振るのを止め、メキシコファンをハグを交わしていた。話題を呼んでいた場面に米メディアも注目。「スポーツマンシップがWBCでも見られた」などと報じている。
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心温まるシーンが見られたのは、メキシコ戦の9回に村上宗隆が逆転サヨナラ2点タイムリーを放った直後だった。殊勲の村上を中心に選手たちがグラウンドで歓喜の輪を作っている一方で、三塁側ベンチで日の丸を振っていたファンが突如手を止め、隣のメキシコ国旗柄のグッズを身につけたファンにお辞儀をし、ハグを交わしていた。
この様子をとらえた動画はツイッターなどで拡散しているが、米メディア「インサイダー」もこの光景に注目。「日本がWBCで劇的な勝利を収めた直後、日本のファンがメキシコのファンを慰める」との見出しで記事を掲載した。
記事内では「サヨナラの直後、日本代表が祝福している最中に、鋭い視聴者の一人が、日の丸を持ったファンがメキシコのファンにお辞儀をするのを見つけた。そして敵同士が抱擁を交わした」と状況を紹介。「国際舞台での日本のファンの相手への敬意はよく知られている。大きな大会では、ファンが試合後にスタジアムのゴミ拾いをしていることが度々目撃される」とこれまでの日本ファンが見せてきたスポーツマンシップあふれる行動にも触れている。
(THE ANSWER編集部)