WBC決勝後のワンシーン

　野球のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）は21日（日本時間22日）、米マイアミのローンデポ・パークで決勝が行われ、日本が前回王者・米国を3-2で下し、2009年第2回大会以来14年ぶり3度目の優勝。悲願の世界一奪還を果たした。今大会、多くの日本人ファンの心を掴んだラーズ・ヌートバー外野手が試合後、チームで同僚の米国代表選手に見せたスポーツマンシップが話題に。米専門局の番組が公開した動画に、日本人ファンから「いいねぇ」といった反響が寄せられている。

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　敬意を示した。頂点を懸けた決戦後の球場。金メダルを首にかけたヌートバーは米国の選手と抱き合った。相手はカージナルスの同僚で、昨季ナ・リーグMVPのポール・ゴールドシュミット内野手。興奮冷めやらぬ様子で話す25歳のヌートバーの言葉を35歳のゴールドシュミットは優しく受け止めた。激闘が終わり、お互いの健闘をたたえ合う様子が伝わってくる。

　米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のポッドキャスト番組「フリッピン・バッツ・ポッドキャスト」公式ツイッターは「カージナルスのチームメイト、ラーズ・ヌートバーとポール・ゴールドシュミットが試合後に抱き合う」とつづって動画を公開。スポーツマンシップ溢れる2人の交流に、日本人ファンからは「おおお！　Goldschmidtとハグしてる」「いいねぇ」「そっかゴールディーとたっちゃんはカージナルスでチームメイトか」といった声が上がっている。