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WBC米主将トラウト、決勝進出の裏で紳士的交流 敗れた元NPB助っ人に「撮影求められ…」

野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝が19日(日本時間20日)に米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで行われ、米国がキューバに14-2で大勝し、2大会連続の決勝進出。前回2017年大会からの連覇に王手をかけた。試合後、米国代表主将のマイク・トラウト外野手(エンゼルス)は相手選手のリクエストに対して紳士的に対応。米記者が写真を公開すると、米ファンから「品格がある」「イケてる」といった反響が寄せられている。

キューバ戦に出場したマイク・トラウト【写真:Getty Images】
キューバ戦に出場したマイク・トラウト【写真:Getty Images】

WBC準決勝・米国―キューバ戦

 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝が19日(日本時間20日)に米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで行われ、米国がキューバに14-2で大勝し、2大会連続の決勝進出。前回2017年大会からの連覇に王手をかけた。試合後、米国代表主将のマイク・トラウト外野手(エンゼルス)は相手選手のリクエストに対して紳士的に対応。米記者が写真を公開すると、米ファンから「品格がある」「イケてる」といった反響が寄せられている。

 気さくに応じた。試合後のバックステージでリュックを背負い、荷物を持って引き揚げようとした白いTシャツ姿のトラウト。同じく荷物を持っていたキューバのロエル・サントス外野手に声をかけられて立ち止まった。

 サントスといえば、2017年に日本のロッテでプレーしたこともある助っ人。2人はそこで記念撮影。後ろ姿ではあるが、互いに国の威信を背負って戦った者同士が、ゲームセットになれば敵味方関係なく交流する国際試合ならではの光景だった。

 米紙「ニューヨーク・タイムズ」のジェイムズ・ワグナー記者は「これはマイク・トラウトだ。バスへ向かう最中にキューバのロエル・サントス外野手に写真撮影を求められ、足を止めて応えていた」とツイッターで写真を投稿した。

 すると、米ファンからは称賛の声が集まった。

「ほっこりした」
「いつも通り品格がある」
「とてもクールだね」
「これはイケてるね」

 この投稿を引用ツイートしたMLB公式サイトのサラ・ラングス記者も「素敵だわ。WBCを素晴らしい大会にしている部分の一つね!」と2人の交流に感動した様子。トラウトはこの日、「2番・中堅」で出場し、5打数1安打1打点だった。

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