WBCで生まれた大谷翔平の表情とは

　野球のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の日本代表は20日（日本時間21日）、米フロリダでメキシコとの準決勝を迎える。16日の準々決勝（東京D）では、イタリアのミッチェル・スタンポ投手が、大谷翔平投手から“変顔空振り”を奪うなど、3者連続奪三振で意地の力投をみせた。3-9で敗れたが、所属球団は「オオタニと日本はスタンポには負けた」と堂々と動画を投稿。大谷の表情は米ファンに「国際的な宝物だ」と注目を浴びている。

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　3-9の8回に登板したスタンポ。先頭の近藤健介から三振を奪うと、続く大谷のバットも豪快に空を切らせた。二刀流も口をへの字に曲げた渋い“変顔”に。大谷を4球で空振り三振に仕留めたスタンポは、3人目の山田哲人も空振り三振に斬って取った。

　ツイッターに大谷の“変顔空振り”の動画を、スタンポが所属するダイヤモンドバックス傘下のリノ・エーシズ公式が公開。文面には「ショウヘイ・オオタニと日本は準決勝に進んだかもしれないが、ミッチェル・スタンポには敗れた」と指摘した。冗談まじりだが、日本が勝ち進んでも、個人の勝負には勝ったと言わんばかりの内容のようだ。

　米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB専門ツイッターが投稿している大谷の“変顔空振り”の動画には、米ファンからは「ショウヘイを見るのは本当に楽しい」「大好き」「ショウヘイは国際的な宝物だ」「可愛すぎる」と笑いを誘われた様子のコメントが寄せられていた。一挙手一投足が注目されるスーパースター。準決勝以降もどんな戦いぶりを見せてくれるのだろうか。