山崎颯一郎を招集「いろんなところで投げてもらいたい」

　野球のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で準々決勝進出を決めた日本代表・侍ジャパンの栗山英樹監督は14日、栗林良吏投手（広島）がチームを離脱することを明らかにした。代わりに、16日のイタリアとの準々決勝（東京ドーム）から山崎颯一郎投手（オリックス）が招集される。

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　代替メンバーに選んだのは、成長著しい山崎だった。高卒7年目の24歳。2021年に1軍デビューを果たし、昨年はシーズン終盤に中継ぎで一気に台頭した。優勝した日本シリーズでは4試合に登板。190センチの長身から最速160キロを投げ下ろし、落差のあるフォークも併せ持つ。

　この日、東京ドームで行われた練習後に会見した栗山監督は「準々決勝からは全く違う戦いが始まる。トーナメントだから、全部の投手を突っ込んでいくことになる。山崎颯一郎選手は、昨年11月の強化試合でも一緒にやっている。いろんなところで投げてもらいたい」と期待を込めた。

　オリックスからは山本由伸、宮城大弥、宇田川優希に続き、4人目の招集に。「オリックスから4人の投手をお預かりすることになる。僕が（日本ハムの）監督をやっていた時のことを考えると、開幕直前に4人も持っていかれたら、たまらない。快く応じていただいた中嶋監督はじめオリックスの方々に感謝したい」と述べた。