日本に倣った「粋で美しいサイン」 WBCチェコ監督の行動に米実況称賛「まさに最高」
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は13日、1次ラウンドプールBの試合でチェコは3-8でオーストラリアに敗れ、敗退が決まった。今大会、爽やかな戦いぶりで日本のファンからも称えられていたチェコだが、6回途中まで投げた先発投手の交代を告げにマウンドに向かったパベル・ハジム監督が“日本流”に敬意を表した。米国の実況者は「粋で美しいサインだった」と称えている。
「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」1次ラウンド
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は13日、1次ラウンドプールBの試合でチェコは3-8でオーストラリアに敗れ、敗退が決まった。今大会、爽やかな戦いぶりで日本のファンからも称えられていたチェコだが、6回途中まで投げた先発投手の交代を告げにマウンドに向かったパベル・ハジム監督が“日本流”に敬意を表した。米国の実況者は「粋で美しいサインだった」と称えている。
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65球の投球制限がある中、チェコ先発のマーティン・シュナイダーは5回1/3を1安打1失点と好投。投球数が68球に達したところで、ハジム監督がマウンドに向かった。帽子を取って深々とペコリ。お手本のようなお辞儀を見せ、シュナイダーの好投を労った。
実際の映像を米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB専門ツイッターが公開。「マーティン・シュナイダー、チェコ共和国のために何というパフォーマンス。5回と1/3でわずか1失点。監督からお辞儀をされ、観客からスタンディングオベーションを受けるには十分(内容)だった」と文面で伝えた。
同局で実況を務めていたスティーブン・ネルソン氏も、この動画を引用リツイート。「パベル・ハジムはまさに最高だ。彼は“シュナイディ”を愛し、この瞬間はそのことの粋で美しいサインだった」と、ハジム監督のお辞儀を称えていた。
試合後の会見で、ハジム監督は冒頭で「本当に日本、ありがとうございます。ありがとう」と挨拶。「準々決勝に行ければ素晴らしかったが、それでも私は本当にこの選手たちを誇りに思います。中国を破り、韓国、オーストラリアと死闘を繰り広げたのだから」とナインを称えていた。
(THE ANSWER編集部)