[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

佐々木朗希を打ったチェコ現役大学生が“大記録” 163km撃ち長打はメジャーでも2019年が最後

野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は11日、東京ドームで行われた1次ラウンド・プールBで日本代表・侍ジャパンがチェコと対戦。10-2で3連勝となり、準々決勝進出に大きく前進した。先発した佐々木朗希投手(ロッテ)は初回に味方のエラーが絡んで1失点。口火を切る二塁打を放ったのは、24歳の現役大学生、マレク・クラップ外野手。佐々木の163キロ直球を打ち返したが、本場・米国の記者によると163キロ以上を長打にするのはメジャーリーグでも2019年以来ないことだという。

初回に佐々木朗希から二塁打を放ったチェコのマレク・クラップ【写真:荒川祐史】
初回に佐々木朗希から二塁打を放ったチェコのマレク・クラップ【写真:荒川祐史】

「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」1次ラウンド

 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は11日、東京ドームで行われた1次ラウンド・プールBで日本代表・侍ジャパンがチェコと対戦。10-2で3連勝となり、準々決勝進出に大きく前進した。先発した佐々木朗希投手(ロッテ)は初回に味方のエラーが絡んで1失点。口火を切る二塁打を放ったのは、24歳の現役大学生、マレク・クラップ外野手。佐々木の163キロ直球を打ち返したが、本場・米国の記者によると163キロ以上を長打にするのはメジャーリーグでも2019年以来ないことだという。

【注目】応援のプロが楽しみにする『チアスタ!』での交流 チアリーダーHARUKAさんの想い

 初回から160キロ超を連発する佐々木と2死で対峙したのが3番クラップ。初球は164キロ直球を見送ってボール、2球目の163キロを空振りしたが、続く3球目の内角163キロをコンパクトに振り抜いた。鋭い打球はレフト線を襲い、クラップは悠々と二塁に到達。続く打者で敵失が絡んで一気に本塁生還し、先取点をもたらした。この一打は本場メジャーでもなかなかお目にかかれない状況だったようだ。

 MLBのデータ解析システム「スタットキャスト」担当のデビッド・アドラー氏は自身のツイッターで「チェコのマレク・クラップはロウキ・ササキの101.9マイル(約164.1キロ)の速球を二塁打にした」と速報。それ以上の球速で長打を打った最後のMLB選手は2019年7月29日、トレイ・マンチーニ(当時オリオールズ)がアンドレス・ムニョス(当時パドレス)の102マイル(約164.2キロ)を二塁打にしたのだと紹介した。

 今大会で初めて本戦出場となるチェコは、ロースターの大半を国内アマチュアリーグの選手が占める。そんな中、野球の本場・米国で腕を磨く24歳クラップも名を連ねた。NCAA(全米大学体育協会)ディビジョン2で2022年全米制覇を果たしたノース・グリーンビル大に所属。チェコ生まれで2021年に入学すると、3季計120試合に出場し、打率.380、29本塁打、136打点を記録している。

 もちろん、163キロの球速を投げる投手はメジャーでも少なく、佐々木の剛腕があって初めて成り立つ記録ではあるが、クラップの快打が東京ドームに響いた。

(THE ANSWER編集部)


W-ANS

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集