韓国撃破の裏で…豪州代表を一つにしたがん闘病選手への行動話題「控室に持ち込んだ」
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は9日、日本と同じプールB(東京D)のオーストラリアが韓国に8-7と競り勝った。相手のミスを見逃さず、シーソーゲームをものにして白星発進。がん闘病中で今回のメンバーから外れた仲間に対して「良いパフォーマンスがしたい」と意気込んで今大会を戦っているという。米記者は一致団結した歓喜の画像を公開している。
「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」1次ラウンド
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は9日、日本と同じプールB(東京D)のオーストラリアが韓国に8-7と競り勝った。相手のミスを見逃さず、シーソーゲームをものにして白星発進。がん闘病中で今回のメンバーから外れた仲間に対して「良いパフォーマンスがしたい」と意気込んで今大会を戦っているという。米記者は一致団結した歓喜の画像を公開している。
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チームが一つになっている。韓国との乱打戦を制した豪州。大事な初戦をものにし、ベンチ前で集合写真に納まった。一人ひとりが笑顔を浮かべ、サムアップやガッツポーズを披露。チーム力の高さを示した。
画像をツイッターに公開したMLB公式サイトのマイケル・クレア記者は「WBC史上最大級の番狂わせの後のオーストラリア代表の様子」とつづった。これをMLB専門局「MLBネットワーク」でWBCプールBの実況を務めるスティーブン・ネルソン氏は引用ツイート。ここまでの裏話を伝えた。
「最後のアウトの後、リアム・ヘンドリックスからテキストメッセージを受け取った。『YEAH!!!!!!!!!』。豪州代表はチームの控室とホテルに彼のユニホームを持ち込んでおり、彼のために良いパフォーマンスをしたいと再三、口にしている」
ホワイトソックスの33歳ヘンドリックスは、メジャー通算471試合で31勝34敗、115セーブをマーク。昨季は37セーブの守護神で、代表入りは有力だった。しかし今年1月、悪性リンパ腫の一種である非ホジキンリンパ腫と診断されたことをインスタグラムで公表していた。出場はかなわなかったが、チームを一つにし、勝利を呼び込んだようだ。
(THE ANSWER編集部)