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ゲイカップルの日常発信 パートナーと切磋琢磨、20kg増量し掴んだ栄冠 筋トレの魅力は「壁を乗り越えること」

今月、株式会社THINKフィットネスの運営するゴールドジム主催のボディコンテスト「マッスルゲート湘南大会」が神奈川・茅ヶ崎市民文化会館で開催された。大会直前に「パニック障害」を発症したという38歳の滝田翔が「メンズフィジーク一般172センチ以下級」で優勝、「ボディビル一般70キロ以下級」で3位に就いた。滝田は自身のYouTubeチャンネルでゲイカップルとしての日常を発信している。支えてくれたパートナーへの思いも口にした。

「メンズフィジーク一般172センチ以下級」で優勝した滝田翔【写真:徳原隆元】
「メンズフィジーク一般172センチ以下級」で優勝した滝田翔【写真:徳原隆元】

各コンテストで輝く選手たちを紹介「ボディコンテスト名鑑#77 滝田翔」

 今月、株式会社THINKフィットネスの運営するゴールドジム主催のボディコンテスト「マッスルゲート湘南大会」が神奈川・茅ヶ崎市民文化会館で開催された。大会直前に「パニック障害」が発症したという38歳の滝田翔が「メンズフィジーク一般172センチ以下級」で優勝、「ボディビル一般70キロ以下級」で3位に就いた。滝田は自身のYouTubeチャンネルでゲイカップルとしての日常を発信している。支えてくれたパートナーへの思いも口にした。

 ◇ ◇ ◇

――「優勝」のアナウンスを聞いた時にかなり驚かれていました。

「マジで信じられなかったんです。トレーニングを直近2か月くらい休んでいたんですよ。体を崩しちゃって。会社も1~2か月くらい休職していました。でも、ボディビルとフィジークの2つのカテゴリーにエントリーしていたので、お金がもったいないなと思った(笑)。食事とかも焼肉行ったり、お酒飲んだり直前までやっていましたけど、1週間前くらいに出ようと思って。そしたら1位に。本当に信じられなかった」

――休まれていた理由は。

「トレーニングのしすぎで『パニック障害』になってしまったんです。メンタル的におかしくなっちゃった。スタミナがなくなった感じですね。やりすぎて、肉体も精神も壊れた。とにかくやばい状況で、死ぬかもしれないって。やりすぎはよくないと、全部トレーニングが教えてくれた。今は回復途中ですけど(大会の結果は)良い勢いになりました」

――トレーニングを始めたきっかけは。

「もともと、陸上の長距離をやっていた。体が全く違ったんですよ。20キロ以上今より少なかった。(長距離走の)補助的な目的で軽く筋トレを始めたら、はまっちゃった感じです。社会人になってからですね。30歳くらいの時に筋トレが趣味になった。もともとランニングと並行していた。かっこいい体になりたかった」

――結果を報告したい人はいますか。

「一番に報告したいのはパートナーですね。一緒に暮らしているので。彼も大会が近いんです。切磋琢磨してトレーニングしてきたので」

――パートナーは男性の方ですか。

「そうです。マッチングアプリで知り合いました。YouTubeで『ヤンチャハウス』というチャンネルをやっているので、見ていただけると僕らの活躍が見られると思います」

――改めてトレーニングの魅力を教えてください。

「自分の壁を乗り越えることが醍醐味ですね。重さや回数の記録。生活をしていてもいろいろな自分の壁を乗り越えることがあると思うんですけど、トレーニングは目に見えて数字で出てくるので、それが楽しいです」

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