「この距離から見てもカットがヤバイ!」 客席最後列まで衝撃、日本一狙うボディビル新怪物の四頭筋
ボディビル日本選手権が6日、大阪・国際障害者交流センターで行われた。今大会限りで引退を表明していたボディビル界のレジェンドで「ジュラシック」の愛称で知られる49歳・木澤大祐が初優勝。20度目の挑戦で有終のVを飾り、30年間にわたる競技人生に幕を下ろした一方、新世代の台頭も目立った。その一人が3位に入った昨年の学生日本チャンプ・刈川啓志郎だ。
ボディビル日本選手権
ボディビル日本選手権が6日、大阪・国際障害者交流センターで行われた。今大会限りで引退を表明していたボディビル界のレジェンドで「ジュラシック」の愛称で知られる49歳・木澤大祐が初優勝。20度目の挑戦で有終のVを飾り、30年間にわたる競技人生に幕を下ろした一方、新世代の台頭も目立った。その一人が3位に入った昨年の学生日本チャンプ・刈川啓志郎だ。
満員の客席最後列から「この距離から見てもカットがヤバイ!」と感嘆の声が漏れた。
ジュラシック木澤の感動のラストステージで次世代の才能が芽吹かせたのは、現役大学生の刈川だ。長いちょんまげヘアが印象的で、丸太のような大腿四頭筋も規格外。予選から「エグッ!」「ヤバッ!」の声が上がり、客席をざわつかせた。
学習院大の4年生。昨年、全日本学生ボディビル選手権を制し、今年は8月にシニアクラスの東京ボディビル選手権も優勝した。押しも押されもしない逸材だ。結果は惜しくも3位となったものの、優勝した木澤が「今日もガラッと若い選手に変わっていたし、最後の最後にこれからの時代を背負っていく彼らと一緒のステージに立てた。新時代に、最後に足を一歩踏み入れて立ち去れるのは幸せです」と言わしめ、新時代の象徴となったのは間違いなく刈川だった。
大会後、自身のインスタグラムで「優勝を掲げ、自信満々で挑みましたが全然届きませんでした。悔しい思いです」と感情を露わに。まるで満足することがない言葉にさらなる成長も漂う。刈川啓志郎。その名前を覚えておいて損はないだろう。
(THE ANSWER編集部)