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「ボディビルダーっぽくない」は褒め言葉 身長167cmの元総合格闘家が日本トップ3のビルダーに

日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)が主催する階級無差別の「日本男子ボディビル選手権大会」が8日、東京・江戸川総合文化センターで行われ、24歳の相澤隼人が優勝。真のボディビル日本一を決める国内最高峰大会で3連覇の快挙を達成した。38歳のパーソナルトレーナー・嶋田慶太は、48歳の木澤大祐に次ぐ3位。昨年の2位から1つ順位を落としたが、2年連続でトップ3入りを果たした。周囲から「ボディビルダーっぽくないね」と言われる元総合格闘家に、ボディビルの魅力を聞いた。

日本男子ボディビル選手権大会に出場した嶋田慶太【写真:中戸川知世】
日本男子ボディビル選手権大会に出場した嶋田慶太【写真:中戸川知世】

コンテストで輝く選手たちを紹介「ボディコンテスト名鑑#38 嶋田慶太」

 日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)が主催する階級無差別の「日本男子ボディビル選手権大会」が8日、東京・江戸川総合文化センターで行われ、24歳の相澤隼人が優勝。真のボディビル日本一を決める国内最高峰大会で3連覇の快挙を達成した。38歳のパーソナルトレーナー・嶋田慶太は、48歳の木澤大祐に次ぐ3位。昨年の2位から1つ順位を落としたが、2年連続でトップ3入りを果たした。周囲から「ボディビルダーっぽくないね」と言われる元総合格闘家に、ボディビルの魅力を聞いた。

 ◇ ◇ ◇

――率直な感想は。

「体が調整しきれなかったかなと。満足はいってないです。皮膚を薄くしていく絞りの作業で詰めが甘かったかなと思います。昨年の2位から3位なので、結果だけ見ると良くはないですね」

――逆に収穫はあったか。

「これまでは毎年大会が連戦になっていて、10月の日本選手権がいつも最後。その前にいつもは大会に出て、ある程度仕上がった状態から最終の仕上げに入ってコンディションを整えていました。今年は一発目がこの日本選手権。初戦に合わせるコンディションの難しさ、その壁に当たった感じです。これから改善していければ、収穫になるのかなと思います」

――4大会連続ファイナリスト。いまや日本選手権の常連だが、そもそもボディビルを始めたきっかけは。

「トレーニングはもう20年ぐらいやっていて、ボディビル競技は今年で9年目。当時日本チャンピオンだった鈴木雅さんを見て憧れて始めました。それまでは本当に趣味で、好きな時に好きなだけトレーニングをする感じでした。スポーツ歴としては総合格闘技。アマチュアですが、試合にも出ていました」

――ボディビルの魅力は。

「階級別の大会はあるんですが、今回の日本選手権は年齢も身長も体重も関係ない。オーバーオール(無差別級)という形で、小さい選手でも大きい選手を倒す可能性がある競技。そこが一番の魅力だなと思います」

(※嶋田は身長167センチ。今大会は最小で155センチ、最長身が180センチだった。最年少は24歳、最年長は87歳)

――自分の一番の武器は。

「全体のバランスですかね。一か所だけではなく、全体を見たときに『なんかあの人の体かっこよくない?』となるような」

――今後の目標は。

「『ボディビルダーっぽくないね』と言われるんですが、それが凄く嬉しい言葉で。ボディビルダーっぽくない体で、トレーニングでこういう体を作れるんだと伝えられる選手になりたいと思っています」

(THE ANSWER編集部)

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