長年悩んだ149cmの身長と太い脚のコンプレックス 24歳ビキニ女子が自分の体を好きになるまで
10日に栃木県総合文化センターで開催された日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催の身長別日本一を競うコンテスト「オールジャパン・フィットネス・チャンピオンシップス」。ビキニフィットネス158センチ以下級で4位入賞した24歳・国田海月は身長149.6センチ。エントリー34人で2人しかいかない150センチ以下ながら堂々と渡り合った。昨年はオールジャパンジュニアで優勝し、世界選手権のジュニア160センチ以下級で銅メダルを獲得。今年から一般クラスに挑戦している。化粧品原料メーカーで営業の仕事をしながら取り組んでいる競技。もともとコンプレックスだったという身長への想いや、今後の目標を聞いた。
各コンテストで輝く選手たちを紹介「ボディコンテスト名鑑#28 国田海月」
10日に栃木県総合文化センターで開催された日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催の身長別日本一を競うコンテスト「オールジャパン・フィットネス・チャンピオンシップス」。ビキニフィットネス158センチ以下級で4位入賞した24歳・国田海月は身長149.6センチ。エントリー34人で2人しかいかない150センチ以下ながら堂々と渡り合った。昨年はオールジャパンジュニアで優勝し、世界選手権のジュニア160センチ以下級で銅メダルを獲得。今年から一般クラスに挑戦している。化粧品原料メーカーで営業の仕事をしながら取り組んでいる競技。もともとコンプレックスだったという身長への想いや、今後の目標を聞いた。
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――一般クラス初挑戦で4位入賞です。
「今大会が今シーズン2戦目で、初戦のスポルテックカップで2位という結果をいただき、オールジャパンはメダルを獲ること、優勝することを目指していたので、正直悔しい部分はありますが、今年ジュニアから一般クラスに出て、ここまで来られたのは良かったかなと思います。まだまだ自分の中で甘かったところがたくさん見つかったので、ここから頑張っていきたいという前向きな気持ちになりました」
――149センチと小柄ながら、それを感じさせない体を大きく見せるウォーキングやポージングが印象的でした。
「(大会では)絶対に1、2番くらいに小さい身長になります。周りよりも小さい分、ステージで縦にも横にもいかに大きく見せるかはトレーニングから意識しています。小さい体で動きが硬くなってしまうと、余計に小さく見えてしまうので1ミリでも大きく見せようと頑張っています」
――もともと自分の身長とどう向き合ってきたのでしょうか。
「小さい時からコンプレックスに思うところがありました。高校時代にモデルスクールに通っていて、当時は『Sモデル』というカテゴリーがあり、いろんなオーディションを受けました。ただ、学生の頃は陸上競技をやっていて大腿四頭筋がかなり発達していたので、なかなか受かることができませんでした。“身長が小さいのに脚が太い”という自分が何に向いているんだろうと、ずっとかなり悩んでいました」
――そこで出会ったのがビキニフィットネス。
「モデルスクールではすらっとしたスタイルが評価を受けるので、自分のコンプレックスを改善できるようなスポーツや、自分の良いところを見せられるものを探していました。その中でこの競技を見つけ、筋肉の発達であったり、小さくても158センチ以下級があって評価されるビキニフィットネスで、今は優勝を目指しています。トレーニング自体は陸上競技のためにしていたので、その延長線で競技を始めたのが19歳です」
――昨年はジュニアクラスで世界選手権に出場するなど、普段は会社員をしながら24歳にして国際舞台で活躍。小さくても活躍できるというメッセージになります。
「今年はスポルテック、オールジャパンに出場させていただいて、オールジャパンはメダルをいただくことはできませんでしたが、決勝まで残らせていただたいて、小さい人でも可能性があります。迫力というものは身長が高い選手にありますが、小さい選手でも負けないで体を作って、体が大きく見えるような自分なりのポージングや動きをすれば、必ず審査員の先生にも見ていただけますし、それは私が結果を出して、もっと証明していきたいです」
――今の自分の体は好きですか?
「今はようやく、少しずつ好きになってこられました(笑)」
――当面の目標は。
「(10月の)グラチャンへのクオリファイはいただけているので、この1か月でどれだけ進化できるのかが目標です」
(THE ANSWER編集部)