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定年間近の59歳が筋トレを頑張れる理由 新谷幸三の生き様「ボディメイクに終わりなし」

株式会社SBCが主催する「Super Body Contest(スーパー・ボディ・コンテスト)」の年内最終予選となる「KAMAKURA 11」が13日、神奈川・鎌倉芸術館で開催され、各部門で筋肉美が競われた。59歳の新谷幸三は、ステージ上で側転を披露するなど観客を楽しませ、ベストパフォーマンス賞に選ばれた。アウトラインを重視するSBC部門のLEGENDクラス(40歳以上)、ファッション性を重視するDENIM部門のLEGENDクラス(40歳以上)でも優勝するなど終始存在感を発揮。「結果が全てではなく、プロセスが大切」と語る生き様を聞いた。

ベストパフォーマンス賞に選ばれた59歳の新谷幸三【写真:中戸川知世】
ベストパフォーマンス賞に選ばれた59歳の新谷幸三【写真:中戸川知世】

Super Body Contest鎌倉大会

 株式会社SBCが主催する「Super Body Contest(スーパー・ボディ・コンテスト)」の年内最終予選となる「KAMAKURA 11」が13日、神奈川・鎌倉芸術館で開催され、各部門で筋肉美が競われた。59歳の新谷幸三は、ステージ上で側転を披露するなど観客を楽しませ、ベストパフォーマンス賞に選ばれた。アウトラインを重視するSBC部門のLEGENDクラス(40歳以上)、ファッション性を重視するDENIM部門のLEGENDクラス(40歳以上)でも優勝するなど終始存在感を発揮。「結果が全てではなく、プロセスが大切」と語る生き様を聞いた。

 ◇ ◇ ◇

――優勝おめでとうございます。率直な感想をお聞かせください。

「ありがとうございます。結果が全てではなくて、そこまでのプロセスですよね。もう今年が定年の年なのですが、日常生活を変えながら仕事もコントロールして。日々いろいろ工夫をしながら、人と比べるのではなく『自分史上最高』を目指してやっていました。結果が全てだと、そこで終わってしまう。もう努力しなくなってしまうので。1つの通過点として、これからも続けていきたいなと思っています」

――自分史上最高を毎日更新できるように。

「なかなか毎日更新は難しいですが、更新することによって、同世代に希望をほんのわずかでも与えることができればと思っています。50~60歳の世代は病気や介護でなかなか時間ができなかったりということもあるので、『あ、こういう人が同世代にもいるんだ』とプラスに思ってもらえれば嬉しいです」

――トレーニングを始めたのはいつ頃から。

「ボディメイクとして始めたのは10年ほど前です。その前はトライアスロンやウルトラマラソンといった結構ハードな競技をやっていました。2013年にベストボディ・ジャパンがあったときに、体だけじゃなくて立ち振る舞いや品格も審査の基準にするよという話だったので、やってみようと思ったのがきっかけです」

――誰しも今日は疲れた、しんどい、という日があると思うが、そこで頑張れる理由は。

「長いスパンで考えているからだと思います。今日、明日のことだけを考えるのではなく、半年や1年といった長いスパンで体作りを考えていくと『つらい。じゃあ、今日は休もう。次の日に頑張ればいいじゃないか』とチャンネルチェンジができる。1日ダメな日があっても、心のゆとりを持って運動に親しめるのではと思います」

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