中国女子バドミントン選手の行動に再び脚光

　パリ五輪で中国の女子バドミントン選手が見せたさりげない優しさに感動が広がっている。シングルス銀メダルの何氷嬌は、小さなスペインのバッジを持って表彰台に。準決勝で対戦中、右膝負傷で棄権したカロリナ・マリン（スペイン）を称えるためだった。五輪公式が再び脚光を浴びせると、海外ファンから「なんて謙虚でピュアな魂だろう」と称賛の声が集まっている。

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　銀メダルと一緒に、3センチほどの小さなバッジを見せた。5日、表彰台に上がった何氷嬌が右手に持っていたのは五輪マークの下にスペイン国旗があしらわれたピンバッジ。4日の準決勝で対戦したリオ五輪金メダリスト・マリンを称えた。マリンはリードしていた第2ゲーム途中に右膝を負傷。うつ伏せになって動けず号泣し、何氷嬌も心配そうに駆け寄っていた。

　五輪公式インスタグラムは18日、「コート内外で真のチャンピオン！　彼女は今年ラケットを置く準備をしているため、彼女のスポーツマンシップはなおさら眩く輝く」と動画を公開。今年で国際大会から引退する意向の何氷嬌に改めて注目した。当時から世界のファンの涙を誘っていたが、今回も海外ファンから絶賛の声が相次いでいる。

「中国人選手が五輪で人々の心を掴んだ」
「彼女は純粋な心の持ち主だ」
「なんて謙虚でピュアな魂だろう」
「中国人は非常に優しい」
「これぞオリンピック精神だ」
「この五輪は中国選手が非常に敬意に満ち、マナーが良く、素晴らしいスポーツマンシップを持っていることを証明した」
「まさに一流の振る舞い」

　大会中、スペイン代表五輪公式インスタグラムは何氷嬌のインタビュー動画を公開。何氷嬌は「彼女とこの栄誉を共有したかった。マリン選手には一日も早くよくなってほしいです」と説明していた。