日本は絶賛、海外は酷評 日本企業を想起させた五輪女子に集まる賛否「日本的に盛り上がったw」
パリ五輪は17日間の熱戦が幕を閉じた。大会期間中には見る者の胸を打つ感動のシーンや、あっと驚くようなアクシデントなど、さまざまな場面があった。そんな出来事を改めて振り返る。今回は日本と海外で異なる反応があったブレイキン女子選手。“日本企業対決”のウェアが日本人の話題を集めた一方、3試合全て「0点」で海外では酷評が相次いでいた。
パリ五輪終了、大会の名場面を振り返る
パリ五輪は17日間の熱戦が幕を閉じた。大会期間中には見る者の胸を打つ感動のシーンや、あっと驚くようなアクシデントなど、さまざまな場面があった。そんな出来事を改めて振り返る。今回は日本と海外で異なる反応があったブレイキン女子選手。“日本企業対決”のウェアが日本人の話題を集めた一方、3試合全て「0点」で海外では酷評が相次いでいた。
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9日の1次リーグB組に登場したのは、オーストラリアのレイチェル・ガン(ダンサーネーム:Raygun)。意外な注目を集めたのが、着ていたウェアだった。上下とも深緑を基調とし、キャップも同じ色とあって、ネット上ではヤマト運輸の配達員に見えたという声が続出。相手のシア・デンベレ(フランス)は紺色に白のストライプだったこともあり、「ヤマトvs佐川急便」「日本人にしかワカラン面白さ」と絶賛の声も上がっていた。
さらに、別の試合で対戦したローガンエラナ・エドラ(米国)はダンサーネームが「LOGISTX(ロジスティクス)」。奇しくも生産、保管、出荷、配送などに関わる物が効率よく流通する仕組みを示す物流関係の用語と重なった。「日本的には盛り上がったw」「奇跡の運輸対決だった」と日本のファンに盛り上がりを運んでいた。
一方、海外の反応は対照的。3試合いずれも0-2で敗戦し、パフォーマンスの質に対してSNS上のファンや識者から疑問の声が上がっていた。米紙「ニューヨーク・ポスト」はブレイクダンスのパイオニアの一人、リチャード・コロン氏(同Crazy Legs)の批判を掲載。「五輪に出場するには一定の専門的レベルが求められるべきだ」「彼女が辞退してくれればよかった」と自論を展開していた。
SNS上でも「彼女が豪州で最高のダンサーだなんて信じられない」「これで五輪に出場できたなんて信じられない」と酷評や心無い嘲笑の声が相次いだ。本人は15日にインスタグラムでメッセージ動画を投稿。「こんなに多くのヘイト(憎悪)への扉を開くことになるとは思わなかった。正直、かなり破滅的だったわ」と吐露。家族などへの過度な中傷をやめるよう訴えていた。
五輪初開催のブレイキン。大舞台だけに注目が集まり、様々な意見が飛び交うこととなった。
(THE ANSWER編集部)