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女子バレー眞鍋政義監督が今季総括 NL銀メダル、パリ五輪は1勝2敗「あの1点、あの1本と悔やまれる場面が…」

パリ五輪でバレーボール女子日本代表を率いた眞鍋政義監督が16日、日本バレーボール協会を通じて今季の総括を発表した。

パリ五輪を1勝2敗で終えた女子バレー日本代表【写真:ロイター】
パリ五輪を1勝2敗で終えた女子バレー日本代表【写真:ロイター】

日本バレーボール協会を通じてコメント

 パリ五輪でバレーボール女子日本代表を率いた眞鍋政義監督が16日、日本バレーボール協会を通じて今季の総括を発表した。

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 今季はエースで主将の古賀紗理那らを中心に、ネーションズリーグ(NL)で決勝進出を果たし、銀メダルを獲得する快挙を達成。五輪本戦の出場権も掴んだ。メダル獲得を目標に挑んだパリでは1勝2敗で、決勝トーナメントには進めなかった。

 発表されたコメントは以下の通り。

 ◇ ◇ ◇

 2021年12月にバレーボール女子日本代表監督に5年ぶりに就任した際、私に課せられた最大のミッションが「パリ2024オリンピックの出場権獲得」でした。東京2020オリンピックの延期により、次のパリ大会までに与えられた準備期間は3年と通常より短いものでしたが、それはどのチームにとっても同じこと。自国開催のオリンピックを10位で終えた日本の女子バレーを復活させるべく、覚悟を決めました。

 チームが始動した2022年シーズンは、世界ランキングを少しでも上げるためにネーションズリーグではファイナルラウンド進出、世界選手権では第3次ラウンド進出を目標に定めました。結果としてどちらの目標も達成することができ、チームを引き継いだときは9位だった世界ランキングを6位まで上昇させることができました。

 2023年シーズンはサーブの強化を最大の課題として取り組みました。オリンピック予選ではトルコとブラジルに惜しくも敗れ、出場権を獲得することはできませんでしたが、振り返れば2023年シーズンをかけて取り組んだこのサーブ強化が、翌年のネーションズリーグでの銀メダル獲得やオリンピック出場権獲得に繋がったと考えています。

 今シーズンは、パリ2024オリンピックの出場権がかかるバレーボールネーションズリーグと、その後に控えるオリンピック本大会と、短期間で2つの大会にピークを持っていかなければならない難しいシーズンでした。それでも、選手、スタッフの頑張りが実を結び、ネーションズリーグ初戦で、開催国で当時世界ランキング1位であったトルコにフルセットの末に勝利するなど、1戦1戦世界ランキングのポイントを積み重ね、オリンピックの出場権を獲得するというミッションを達成することができました。

 さらにファイナルラウンドでは、準々決勝でアジアのライバル中国に勝利すると、準決勝では予選ラウンドから準々決勝まで13連勝中だったブラジルを破り決勝に駒を進めました。決勝でイタリアに敗れはしたものの、女子日本代表として10年ぶりに銀メダルを獲得することができました。トーナメント戦での銀メダル獲得は1978年にソ連で行われた第8回世界選手権大会以来であり、このような成績を収められたことを誇りに思いますし、今後の活躍が期待される若い選手たちにとって、たいへん貴重な経験になったと確信しています。

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