パリ五輪終了、大会の名場面を振り返る

　パリ五輪は11日の閉会式で17日間の熱戦が幕を閉じた。大会期間中には見る者の胸を打つ感動のシーンや、あっと驚くようなアクシデントなど、さまざまな場面があった。そんな出来事を改めて振り返る。今回は10代のスケートボード選手たち。女子パークでは、東京大会に続いて2大会連続で銀メダルを獲得した開心那が、日傘をさしてインタビューに登場。ファンから「斬新」「この子は新時代や」と称賛の言葉が集まっていた。

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　6日の予選で、15歳の開は88.07点の好スコアをマーク。競技後のインタビューエリアには日傘を広げて登場した。強い日差しを避けながら言葉をつむぐ姿にネット上のファンからは「斬新なインタビュー」「オカンも見てたらしく『この子は新時代や！』って喝采の連絡してきて草」「日傘インタビューハキハキ可愛いな　皆傘指すといいよ」と感心する声が上がっていた。

　またこの予選で、東京五輪金メダリストの四十住さくらは79.70点で10位。予選上位8人による決勝進出を逃した。自身のランを終えて暫定4位。他選手の結果を待つ中、「めっちゃ2連覇しようと思って来たので、ワン、ツー、スリーのなかにいたかったんですけど……。最後まであきらめずに、でも人の失敗は祈りたくないので」と複雑な心境を口にした。

　この言葉にネット上のファンからは「素敵すぎてハッとなった」「この四十住さくらの発言は金メダルに勝る」「フェアプレー精神を持った素晴らしい人柄だと思う」と注目が集まった。

　同日の決勝では、開が銀メダル、14歳のアリサ・トルー（オーストラリア）が金メダル、16歳のスカイ・ブラウン（英国）が銅メダル。相手を尊重し、互いを称え合う姿に、日本の大人たちから「お互いへのリスペクトが感じられて本当に見てて気持ちいいんじゃ」「みんな仲良さげで観てて気持ちが良い！」「若い子たちがキラキラ頑張っててエモいなぁ」と感動の声が上がっていた。

　10代の活躍が目立つスケートボード。新たなスポーツ文化が脚光を浴びていた。