泣き崩れる日本選手が英紙“パリの1枚”に登場 「彼は嬉しさ、安心、安堵で…」撮影カメラマン回顧
多くの熱狂と感動が生まれたパリ五輪において、英紙は五輪期間中に撮影された印象的な写真を特集。日本選手の感情が爆発した1枚もピックアップされた。撮影した写真家は「起こっていることが信じられない様子だった」などと振り返っている。
英紙がピックアップしたパリ五輪の感動シーン
多くの熱狂と感動が生まれたパリ五輪において、英紙は五輪期間中に撮影された印象的な写真を特集。日本選手の感情が爆発した1枚もピックアップされた。撮影した写真家は「起こっていることが信じられない様子だった」などと振り返っている。
今回の特集記事を掲載した英紙「ガーディアン」は、ブラジル出身の写真家のアマンダ・ペロベッリさんが撮影した写真を紹介。体操男子日本代表が団体での金メダル獲得が決まった直後の1枚が選ばれていた。萱和磨が顔をくしゃくしゃにしながらその場に座り込み、チームメートに後ろからハグされた場面。萱の感情が溢れ出た印象的なシーンだ。
記事では日本が競技の半分を終えた時点で5位に甘んじていたことに触れたうえで「彼らはこれで終わったかのように思われた。しかし、彼らは信じられないようなカムバックをみせ、最後の最後で優勝を決めた。とても感動的だった。選手たちは感動して抱き合い、感情の熱狂であちこち歩き回っていた」とペロベッリさんは当時を振り返った。
さらに「私が撮影する際、私の目の前だけでなく、周りで何が起こっているのかを見ようとした。私はカズマ・カヤに付いていくと、彼は嬉しさ、安心、疲労が入り混じった様子で地面に座り込んだ。彼は起こっていることが信じられない様子だった」と萱の感情を描写。体操ニッポンの歓喜を物語る象徴的な1枚となったようだ。