「国境を越えた深い友情を見た思いだ」 取材後に小さな贈り物を…石川佳純が中国を感動させた心配り
パリ五輪は11日の閉会式で17日間の熱戦が幕を閉じた。大会期間中には見る者の胸を打つ感動のシーンや、あっと驚くようなアクシデントなど、さまざまな場面があった。そんな出来事を改めて振り返る。今回は日本の中継を盛り上げた卓球の元五輪代表の石川佳純さん。フジテレビでキャスターを務め、日本の選手を活躍を伝えたことはもちろん、卓球の中国選手との間では心温まる友情の交流があった。
パリ五輪終了、大会の名場面を振り返る
パリ五輪は11日の閉会式で17日間の熱戦が幕を閉じた。大会期間中には見る者の胸を打つ感動のシーンや、あっと驚くようなアクシデントなど、さまざまな場面があった。そんな出来事を改めて振り返る。今回は日本の中継を盛り上げた卓球の元五輪代表の石川佳純さん。フジテレビでキャスターを務め、日本の選手を活躍を伝えたことはもちろん、卓球の中国選手との間では心温まる友情の交流があった。
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注目された場面のひとつが卓球の女子団体で中国が決勝進出を決めた後のインタビュー。ミックスゾーンで中国代表の3人に流暢な中国語で「決勝の相手はわかりませんが、日本が上がってきたらどうしますか?」などと質問し、現役時代から気心の知れた間柄でもある孫穎莎から「あなた、日本のインタビューに来たんじゃないの?」と突っ込まれるなど、和気あいあいとしたやり取りを見せた。
ネット上には「中国語喋れるんだ!?」「石川佳純さんすげぇ中国語でインタビュー」「石川佳純の中国語力はやはり見事」「石川佳純ちゃんにしかできない中国チームへのインタビューだった」と石川さんの語学力に驚きの声が上がった一方、中国でも話題に。
地元メディア「網易新聞」が報道。「コートの主役から解説者へと転身した石川佳純は専門的な知識と独特な視点で視聴者にまったく新しい観戦の体験を提供している」と伝え、「3人との会話には選手の間の深い友情が感じ取れたし、その取材内容は解説者としての専門性や親しみやすさを感じさせた」「雰囲気はことのほか心温まるもので、楽しそうな笑顔と互いに尊重し合う様子は、久しぶりに集まった古くからの友人たちのようだった」とお互いの関係性に言及した。
さらに、石川さんが3人に人気漫画「ワンピース」の主人公ルフィが描かれたフジテレビのピンバッジを贈っていたことも紹介。「このインタビューのシーンを見て、スポーツの力と素晴らしさを感じ、卓球選手たちの間の国境を越えた深い友情を見た思いがした」と称賛した。また、同国メディア「網易体育」によると、この際にはもう一つを陳夢に託して、男子代表の馬龍に渡すように伝え、陳夢は「彼(馬龍)に代わってお礼を言うわ」と答えたという。
さまざまな競技を取材し、スポーツの魅力を伝えた石川さん。大会後には「どんな状況でも真摯にインタビューに答えてくださった選手の皆さんには感謝しかありません。私自身未熟な点も多かったですが、選手の思いを伝えられるよう精一杯務めさせていただきました」と振り返り、「選手の皆さん、おつかれ様でした。そして、本当にありがとうございました。最後に時差もある中、テレビの前で一緒に応援してくださった皆さま、ありがとうございました!!!」とSNSで感謝した。
(THE ANSWER編集部)