「0点」酷評のブレイキン女子を擁護「彼女は他と同レベルではなかったかも。でも…」 審査員強調
パリ五輪の女子ブレイキン1次リーグの3試合すべてで「0点」に終わっていたオーストラリア代表のレイチェル・ガン(ダンサーネーム:Raygun)に対し、ヘッドジャッジを務めた審査員が採点の理由を明かした。米メディアが報じたもので、演技の意図を汲みつつも「彼女は他の競技者ほどレベルは高くなかったかもしれない」と指摘もされている。
パリ五輪・女子ブレイキン
パリ五輪の女子ブレイキン1次リーグの3試合すべてで「0点」に終わっていたオーストラリア代表のレイチェル・ガン(ダンサーネーム:Raygun)に対し、ヘッドジャッジを務めた審査員が採点の理由を明かした。米メディアが報じたもので、演技の意図を汲みつつも「彼女は他の競技者ほどレベルは高くなかったかもしれない」と指摘もされている。
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Raygunは9日に行われた1次リーグB組に出場。日本では緑と黄色の衣装が「クロネコヤマト」に似ていることでも話題になった。ただ3試合いずれも0-2で敗戦。パフォーマンスに対してはSNS上のファンも疑問の声が上がっていた。
米テレビネットワーク「NBC」電子版は「ブレイキンのコミュニティはRaygunを擁護、ネット上の批判を受けメンタルヘルスをサポートへ」との見出しで記事を掲載。本文では、ヘッドジャッジを務めたスロバキア人のMGbility氏が「ブレイキンとはオリジナリティがありステージに新しい何かを持ち込むもので、生まれ育った国や地域を表現するものでもあるんだ。Raygunがしていたのはまさにそういうことさ。自らを取り巻く環境からインスピレーションを受け、具体的にその1つがカンガルーだったというわけだね」とRaygunの演技の意図を汲んだコメントを紹介した。
MGbility氏は演技に直接票を投じた審査員ではなかったが「ブレイキンとヒップホップのコミュニティは彼女を完全に支持している」と強調。「相対評価のシステムで5つの基準があり、彼女は他の競技者と同等のレベルの高さではなかったかもしれない。それでも、彼女が本当に悪かったわけではない。ベストを尽くしていたよ」と対戦方式による採点だったことによる結果を強調した。
(THE ANSWER編集部)