「こんなお兄ちゃんがほしい」 阿部一二三、妹・詩へのさりげない行動に広がる感心「幸せな気分に」
パリ五輪の柔道男子66キロ級で連覇を達成した阿部一二三が12日、テレビ朝日系の特別番組「サンドのパリ五輪総集編 メダリストが最速大集合! 名場面全舞台ウラSP」に出演。混合団体を終えた後、妹の詩とインタビューに応じた際のさりげない行動について語った。
パリ五輪
パリ五輪の柔道男子66キロ級で連覇を達成した阿部一二三が12日、テレビ朝日系の特別番組「サンドのパリ五輪総集編 メダリストが最速大集合! 名場面全舞台ウラSP」に出演。混合団体を終えた後、妹の詩とインタビューに応じた際のさりげない行動について語った。
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銀メダルを獲得した混合団体の表彰式後のこと。TVインタビューのため、2人でカメラの前に並んだ。先に詩がコメントを終えると一歩後ろに下がったが、一二三は背中に手を当て、妹をそっと前に出していた。
番組内でこの行動について聞かれた一二三は「胸張ってほしいな」との思いがあったと明かした。東京五輪で金メダルを獲得した詩は、パリでは女子52キロ級2回戦で敗退。個人戦のメダルはならなかった。それでも混合団体では再起の勝利。日本の銀メダルに貢献していた。
一歩下がった詩は「(兄が)金メダルとってるので、もっと前に」と逆に兄を立てようとしていたと明かした。X上では「観てまた泣いた」「素敵な兄弟やね~」「こんなお兄ちゃんがほしい」「お兄さん想いで、妹想いで、幸せな気分になりました!」などとファンの感動を呼んでいた。
一二三は詩の敗戦も中継映像で確認していた。自身の試合も控える中「皆さんそうだったと思うんですけど、僕も一瞬時が止まって。どうしようかなと思った」と流石に動揺したという。それでも「いろんな人に『お前がやるしかない』といわれてスイッチを入れた」と気持ちを切り替えて金メダルを掴んだと語っていた。
(THE ANSWER編集部)