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議論呼ぶブレイキン日本人敗退、採点内容が公開 全員一致だった「10」の項目に「透明性はよい」「これをTVで表示して」

パリ五輪は10日、新競技のブレイキン男子が行われたが、前日の女子金メダルの湯浅亜実(ダンサーネーム:AMI)に続く日本勢のメダル獲得はならなかった。19歳の大能寛飛(おおの・ひろと、ダンサーネーム:HIRO10)は1次リーグで敗退となり、世界のファンから不満の声が漏れたが、実は審査員から高い評価を受けていたことが判明。ネット上からは「テレビで表示してほしい」「彼の覚悟が伝わってよかった」といった声が上がっている。

ブレイキン男子のHIRO10(大能寛飛)【写真:Getty Images】
ブレイキン男子のHIRO10(大能寛飛)【写真:Getty Images】

パリ五輪・ブレイキン

 パリ五輪は10日、新競技のブレイキン男子が行われたが、前日の女子金メダルの湯浅亜実(ダンサーネーム:AMI)に続く日本勢のメダル獲得はならなかった。19歳の大能寛飛(おおの・ひろと、ダンサーネーム:HIRO10)は1次リーグで敗退となり、世界のファンから不満の声が漏れたが、実は審査員から高い評価を受けていたことが判明。ネット上からは「テレビで表示してほしい」「彼の覚悟が伝わってよかった」といった声が上がっている。

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 HIRO10は初戦で中国人ダンサーに0-2で敗れると、半井重幸(ダンサーネーム:Shigekix)との日本人対決となった第2戦も2ラウンドとも取られて連敗。米国人ダンサーとの対決となった最終戦ではキレのあるヘッドスピンなどで激しいダンスバトルを繰り広げたが、やはり0-2で敗れて敗退が決まった。判定に納得がいかない観客は大ブーイングで、ネット上でも「なんで彼は脱落したんだ?」など、不満の声が広がっていた。

 そんな中、日本人X(旧ツイッター)ユーザーからは「ブレイキンの審査基準の内訳、実はちゃんと開示されている」と大会公式サイトに掲載されている9人の審査委員による採点表の存在を指摘する投稿が。「技術」「表現」「独創性」「出来栄え」「音楽性」の5項目に分かれ、第3戦の第2ラウンドは9人全員が「技術」でHIRO10を推していた。

 これには日本人ファンから「あのムーブに全てを注ぎ込んだ彼の覚悟が審査員全員にちゃんと伝わってて良かった」「ラップバトルみたいにオーディエンスの反応も加点されるシステムなら良いのに!! 悔しすぎる」「一見公平性が見えにくい競技でこうして体系的に評価されてるのが見える透明性はとてもよい」「これをテレビで表示してほしいが」「技に全力集中でいったHiro10すごいし、声援にまどわされず審査を平等にやったブレない審査姿勢もすごい」といった納得の声が集まっている。

(THE ANSWER編集部)


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