スポクラ森秋彩が泣いた第1課題に不満噴出 154cmで届かず0点「モリさんがいじめられている」海外非難
パリ五輪は10日、スポーツクライミング複合女子決勝が行われ、森秋彩は135.1点で4位。惜しくもメダル獲得はならなかった。決勝に進んだ8人の中で最低身長の154センチの森は、ボルダーの第1課題で高い位置にあった最初のホールドを掴めず0点になったことが響いた。英メディアも、海外ファンの不満を紹介するほどとなっている。
パリ五輪
パリ五輪は10日、スポーツクライミング複合女子決勝が行われ、森秋彩は135.1点で4位。惜しくもメダル獲得はならなかった。決勝に進んだ8人の中で最低身長の154センチの森は、ボルダーの第1課題で高い位置にあった最初のホールドを掴めず0点になったことが響いた。英メディアも、海外ファンの不満を紹介するほどとなっている。
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森はボルダーで8人中7位と出遅れたのが響き、得意のリードで1位と巻き返したが、表彰台にはあと一歩届かなかった。苦戦したボルダー第1課題では何度も助走をつけて壁に走ったが、どうしてもホールドに届かない。何度ジャンプしても掴むことができず、まさかの0ポイントになった。
物理的に届かない設計に挑んだ森。これに英紙「デイリー・メール」も「五輪のクライミングスターがスタートすらできなかった――なぜなら壁に届くほど身長が高くなかったから――ファンは彼女が“いじめられた”と主張」と題して報じている。
本文では「日本のクライミングスター、アイ・モリの五輪金メダルへの冒険はボルダー&リードの決勝で最悪のスタートを切った。彼女は最初のホールドを掴み損ね、視聴者は彼女が運営から“いじめられた”、“差別された”と断言している」と伝え、さらに記事内では実際に森に対して上がった海外ファンの同情の声を紹介した。
「スポーツクライミングはいかにモリさんがいじめられているかの最も顕著な例だ。背の低い人が五輪の舞台で不可能なタスクを課されるのを見るのはとても腹立たしい。多様性って言うけど何の冗談だよ?!」
「これがアイ・モリに起こるのは今回が初めてじゃない。こんな形でルート設計者から彼女が差別されるのは言語道断だ」
「アイ・モリは本当に才能あるクライマーだが、スタートすることさえできないほど高いルートを設計者が作っちゃったらできることは多くない」
「アイ・モリのことを本当に気の毒に思う。最も背の低いクライマーで、スタートすることさえできない唯一の選手だった」
リードで実力をしっかり示しただけに、日本以外からもボルダーの出来事を惜しむ声が上がっている。
(THE ANSWER編集部)