深夜1時に響いた爆発音…五輪で起きた悲惨なテロ事件 100人以上が死傷、警備強化の契機に【オリンピック事件簿】
パリ五輪もいよいよ終盤戦に入った。夏季は1896年に第1回大会が開催され、今回で33回目。数々の名場面のほか、記憶に残る“事件”も起きてきた。4年に一度のこの機会に、過去の出来事を「オリンピック事件簿」として振り返る。1996年に行われたアトランタ大会は、近代五輪100周年の記念大会。この期間中に市内の公園でテロリストがパイプ爆弾を爆発させ、爆風などによる100人を超える死傷者が出る惨事となった。
夏季五輪で起こった事件を振り返る
パリ五輪もいよいよ終盤戦に入った。夏季は1896年に第1回大会が開催され、今回で33回目。数々の名場面のほか、記憶に残る“事件”も起きてきた。4年に一度のこの機会に、過去の出来事を「オリンピック事件簿」として振り返る。1996年に行われたアトランタ大会は、近代五輪100周年の記念大会。この期間中に市内の公園でテロリストがパイプ爆弾を爆発させ、爆風などによる100人を超える死傷者が出る惨事となった。
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大会8日目が終わった直後の7月27日午前1時すぎ、アトランタ市内の中心部にあり、選手村にも近いセンテニアル・オリンピック公園に爆発音が響いた。隣接するバスケットボール男子の会場では、数時間前にスター揃いの地元・米国が中国に133-70で快勝したばかり。海外メディアによると、その余韻もあり、公園で行われていた深夜のコンサートに1000人以上の観客が集まっていたという。
午前1時前、警備員がベンチの下に不審なバックパックを発見。直ちに警察へ通報し、避難誘導が始まっていた。その最中に爆発が起き、パイプ爆弾に仕込まれた釘による頭部外傷で1人が死亡、後に報道カメラマンも1人亡くなり、100人以上が負傷したとされる。
このニュースは世界中に拡散され、その後の大会進行がどうなるかも注目されたが、選手や関係者は大会続行に合意。その後の大会で、さらに警備が強化されていくことになる契機になった。
(THE ANSWER編集部)