バスケ敬意なきフランス観客に怒り「五輪精神になってない」 負傷選手に心無いヤジ、ドイツ解説「フェアじゃない」
パリ五輪は8日、バスケットボール男子準決勝が行われ、フランスが73-69でドイツに勝利。決勝進出を決めた。敗れたドイツメディアは、フランスのファンが負傷したドイツ選手をやじり倒したことに怒り心頭の様子だ。
パリ五輪
パリ五輪は8日、バスケットボール男子準決勝が行われ、フランスが73-69でドイツに勝利。決勝進出を決めた。敗れたドイツメディアは、フランスのファンが負傷したドイツ選手をやじり倒したことに怒り心頭の様子だ。
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同国の大衆紙「エクスプレス」は「ARD解説者が『フェアじゃない!』と苦言 フランスのファンが負傷したドイツ選手を野次り倒す」との見出しで記事を掲載。試合について、ドイツ公共放送「ARD」解説者のホルガー・ザウアー氏が指摘した内容を伝えている。
「五輪のバスケットボール準決勝、フランス対ドイツの熱いバトルはスタンドでも繰り広げられた。しかし、ARD解説者のホルガー・ザウアーは、それが常にフェアに行われていないとした」
こう記されている記事の中では、フランスを応援する観客が大部分を占めていたスタンドで「五輪精神の謳うフェア(プレー)とはなっていなかった」という場面が伝えられている。プレー中、ドイツのヨハネス・ティーマンの右目に、相手のニコラ・バトゥムの腕が入ってしまい、ティーマンは悶絶。コートに倒れ込み、治療を受けたが「フランスの観客ははっきり聞こえる音でブーイングを浴びせた」とされている。
これに怒ったザウアー氏は「このブーイングはフェアじゃない! 彼はわざとやっているんじゃない。ティーマンはタフなプレーヤーだが、本当にかなりの衝撃で顔面に入っている」と力説。観客の敬意のない行動に不満を示したという。記事でも「開催国がファンの後押しを期待するのは当然のこと」とされながらも、ブーイングについては「ドイツチームだけでなくARD解説者の不興を買うことに」とされていた。
(THE ANSWER編集部)