「大丈夫ですか?」五輪で倒れたカメラマン、即座に手を伸ばした藤波朱理に海外実況も称賛「優しいです」
パリ五輪は8日、レスリング女子フリースタイル53キロ級決勝が行われ、初出場の20歳・藤波朱理がジェペス・グスマン(エクアドル)にテクニカルスペリオリティー勝ちし、金メダルを獲得した。公式戦連勝記録を137に伸ばした上での悲願達成。表彰式後、熱心にファンサービスに応じていたなかで転倒したカメラマンに手を差し伸べたが、海外実況もその行動を冗談交じりに称えている。
パリ五輪
パリ五輪は8日、レスリング女子フリースタイル53キロ級決勝が行われ、初出場の20歳・藤波朱理がジェペス・グスマン(エクアドル)にテクニカルスペリオリティー勝ちし、金メダルを獲得した。公式戦連勝記録を137に伸ばした上での悲願達成。表彰式後、熱心にファンサービスに応じていたなかで転倒したカメラマンに手を差し伸べたが、海外実況もその行動を冗談交じりに称えている。
【注目】THE ANSWERの姉妹サイト、スポーツを楽しむすべての女性を応援するメディア「W-ANS ACADEMY(ワンス・アカデミー)」はこちら!
悲願の金メダルを獲得しても、自然体の姿を貫いた。表彰式後、メダリストと言葉を交わしながら何度も笑顔で記念撮影に応じた藤波は、観客席の下まで移動すると、そこから熱心なファンサービスを開始。観客とタッチしながら歩くと、写真撮影の求めにも応じる。さらに少女が差し出したキャップにもサイン。戻そうとした際に少女がつかみ損ねて床に落としてしまうと、自ら拾って手渡した。
そして通路に入った時だった。藤波のファンサービスを撮影していたカメラマンがまさかの転倒。中継映像が激しく横に揺れるなか、藤波は「はっ、大丈夫ですか?」と即座に駆け寄り、カメラマンに右手を差し伸べた。
このハプニングに、中継していた海外の実況も「あはは」と爆笑。そして「カメラクルーに大丈夫かと聞いているのは優しいですね」と、咄嗟に見せた藤波の行動を称えた。
さらに「フジナミとは直接対決はしたくないですよね。特にあのように床に倒れたら、カメラマンは回転させられるかもしれません(笑)」と続け、中継局にとって不測の事態となった一連のシーンを冗談交じりにまとめていた。
(THE ANSWER編集部)