五輪でフライングに気付かずレース続行→失格の悲劇 来月結婚の2人「悪夢のようだ」メダル消滅に落胆
パリ五輪のセーリング競技で、英国チームがまさかのハプニングで失格処分となる出来事があった。2大会連続メダルの夢がついえた悲劇を英紙が報道。本人たちは「動揺していて、悪夢のようです」と打ちひしがれている。
パリ五輪・セーリング
パリ五輪のセーリング競技で、英国チームがまさかのハプニングで失格処分となる出来事があった。2大会連続メダルの夢がついえた悲劇を英紙が報道。本人たちは「動揺していて、悪夢のようです」と打ちひしがれている。
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問題のシーンは8日にマルセイユで行われたセーリング混合ナクラ17級最終レース。英国のジョン・ジムソン、アナ・バーネット組はスタートでフライングを犯し、そのままレースを続行したとして失格処分が告げられた。全13レースの12レースを終えて3位とメダル圏内につけていたが、この失格で4位に下がり、メダル獲得はならなかった。
英紙「ザ・サン」は「恥ずかしい失敗で英国チームがオリンピック即失格」との見出しで記事を掲載。「英国チームはセーリング混合マルチハルでレース開始前にスタートラインを越えたとして失格処分を受けた」と記した。ルールでは、フライングを犯しても再度スタートラインに戻ってリスタートすれば失格を回避できることになっているが、同紙は「彼らはミスに気づいていなかったのか、スタートからリードしたレースを続行した」と指摘している。
失格後、2人は英公共放送BBCのインタビューに応じ、ジムソンは「私たちは1つのミスを犯し、それがメダル獲得への代償となりました。想像できると思いますが、打ちひしがれています」とガックリ。バーネットも「動揺していて、悪夢のようです」などと語った。「ザ・サン」によると、2人は来月には結婚する予定というが、そこに花を添えることはできなかった。
(THE ANSWER編集部)