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体重超過で失格レスリング女子に「銀メダル与えろ!」「死に物狂いだったんだ」 英金メダリストが改善策訴え

パリ五輪のレスリング女子フリースタイル50キロ級で決勝に進出しながら体重超過で失格となったビネシュ(インド)に対し、五輪金メダリストの男子レスラーからも「銀メダルを与えろ!」の声が上がった。

レスリング女子フリースタイル50キロ級のビネシュ【写真:ロイター】
レスリング女子フリースタイル50キロ級のビネシュ【写真:ロイター】

パリ五輪

 パリ五輪のレスリング女子フリースタイル50キロ級で決勝に進出しながら体重超過で失格となったビネシュ(インド)に対し、五輪金メダリストの男子レスラーからも「銀メダルを与えろ!」の声が上がった。

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 ビネシュは6日の1回戦で東京五輪金メダリストの須崎優衣に勝利。その日の試合前計量はクリアしており、7日の決勝まで進出した。しかし、7日朝の計量は失敗。米スポーツ専門局「ESPN」など海外メディアによると、サウナなどで汗を流し、髪を切り、さらに採血まで行ったが、約100グラム超過だったという。

 銀メダル以上が確定していた状態からの失格に、ロンドン五輪の金メダリストで世界選手権6度優勝のジョーダン・バローズ(米国)は自身のX(旧ツイッター)で「ビネシュに銀メダルを与えろ!」と擁護したうえで、こう主張を続けた。

「恐らくこのような話がIOCの目を覚まさせるだろう。レスリングには6つ以上の階級が必要だ! ワールドクラスの相手に厳しい3試合をこなした後、金メダルのためにこのようなやり方で夜通し準備する必要はないんだ」

 現在は男女ともに6階級で行われているが、さらに階級を細分化する必要があると力説。さらに「決勝に出場するために、ビネシュの体重をあと少しでも落とそうとインドチームは死に物狂いだったんだ」と陣営の努力を慮った。

 さらに続くポストでは「UWW(世界レスリング連合)への即時ルール変更提案」として以下のような案を主張していた。

(1)2日目は1キロまでの増量が許可される
(2)計量は8:30から10:30まで
(3)今後の決勝戦では、対戦相手が計量失敗した際には、棄権試合とする
(4)準決勝に勝利後、たとえ2日目の計量を失敗したとしても、決勝進出者2名のメダルは担保される。金メダルを獲得できるのは、2日目の計量に成功したレスラーのみ
(5)ビネシュに銀メダルを与える

 長きに渡りレスリング界のトップに君臨したバローズは、改善案を強く訴えていた。

(THE ANSWER編集部)


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