再び勃発したバスケ男子フランス戦の誤審騒動 「筋が通っていない」不可解判定に相手監督が呆れ顔
パリ五輪は6日、バスケットボール男子準々決勝で開催国フランスがカナダに82-73で勝ち、4強入りを決めた。カナダのジョルディ・フェルナンデス監督は試合後、審判が下した微妙な判定に対して「彼ら(審判)の説明の多くは筋が通っていない」と苦言を呈した。海外メディアが伝えている。
パリ五輪・バスケットボール男子
パリ五輪は6日、バスケットボール男子準々決勝で開催国フランスがカナダに82-73で勝ち、4強入りを決めた。カナダのジョルディ・フェルナンデス監督は試合後、審判が下した微妙な判定に対して「彼ら(審判)の説明の多くは筋が通っていない」と苦言を呈した。海外メディアが伝えている。
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問題の場面は、フランスが73-66とリードして迎えた第4クォーター、残り1分46秒。敵陣にドリブルで侵入したカナダのジャマル・マレーがゴール下へ送ったパスは大きく外れてエンドラインを割った。フランスのエバン・フォーニエに左腕をはたかれたことによるミスにも見え、マレーもファウルやビデオ判定をアピールしたが判定は覆らず、フランスボールで再開された。点差を考えると、カナダの敗戦が色濃くなった場面になった。
審判の眼前で下された不可解判定に苦言を呈したのが、カナダの指揮官だ。トルコのバスケットボール専門メディア「ユーロフープス.net」によると、フェルナンデス監督は自身の采配に反省を述べながら、レフェリングを批判したという。記事では「監督はいくつかの場面で判定がホームの観衆による影響を受けたと考えている」とし、コメントを紹介。「ホームの大観衆と、疑わしい判定が伴う、こうした試合は時々ある」と理解を示しながら、こう語ったという。
「まだ不満が残っているよ。彼ら(審判)の説明の多くは筋が通っていないからだ。それでも仕方ない。おそらく観衆を見れば、試合をジャッジするにあたり影響を受けることもあるだろう。ただ、それはよくあることだから」と、呆れ顔で繰り返した。
フランスといえば、7月30日に1次リーグの日本戦第4クォーター残り10秒、3ポイントシュートを河村勇輝がブロックに飛んだところ、ファウルを取られて4点プレーに。微妙な判定が賛否を呼んでいた。ホームの大観衆が後押しする開催国にとって、後味の悪い試合が続いている。
(THE ANSWER編集部)