パンツ一丁で判定に抗議、逆転負けで銅逃したコーチが驚きの行動 リオ大会で騒然、3年の資格停止に【オリンピック事件簿】
パリ五輪は連日熱戦が繰り広げられている。夏季は1896年に第1回大会が開催され、今回で33回目。数々の名場面のほか、記憶に残る“事件”も起きてきた。4年に一度のこの機会に、過去の出来事を「オリンピック事件簿」として振り返る。2016年リオデジャネイロ大会・レスリングでは、メダルを逃す原因となった判定に納得がいかないモンゴル選手のコーチが上半身裸の下着姿で猛抗議。警備員に退場させられ、後に長期の資格停止処分を受けるという事態に発展した。
夏季五輪で起こった事件を振り返る
パリ五輪は連日熱戦が繰り広げられている。夏季は1896年に第1回大会が開催され、今回で33回目。数々の名場面のほか、記憶に残る“事件”も起きてきた。4年に一度のこの機会に、過去の出来事を「オリンピック事件簿」として振り返る。2016年リオデジャネイロ大会・レスリングでは、メダルを逃す原因となった判定に納得がいかないモンゴル選手のコーチが上半身裸の下着姿で猛抗議。警備員に退場させられ、後に長期の資格停止処分を受けるという事態に発展した。
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男子フリースタイル65キロ級3位決定戦。モンゴルのガンゾリグ・マダフラナンはイフティヨル・ナブルゾフ(ウズベキスタン)を相手に7-6とリード。残り10秒を切ると、勝利を確信したのか、喜びながら両手を上げて組み合わずに逃げ回った。レフェリーはこの行為を組み合わない反則とみなし、マダフラナンは逆転負けで銅メダルを逃した。
この判定に納得がいかなかったモンゴルのコーチ2人はマット上で服を脱ぎ始め、パンツ一丁の半裸姿で涙を浮かべながら猛抗議。結局、2人のコーチは警備員によって退場させられ、判定が覆ることはなかった。
世界レスリング連盟は1か月後の9月22日、モンゴルレスリング連盟に対し5万スイスフラン(約520万円=当時)の罰金を科し、2人のコーチには3年間の資格停止という重い処分を下した。
(THE ANSWER編集部)