五輪の“誤審疑惑”に海外女子疑問 射撃で「全員当たった」の証言も判定はミス…「なぜ確認できない?」金逃す一因に
パリ五輪の女子クレー射撃で、誤審疑惑が持ち上がっている。銀メダルに終わった英国の選手は、欧州の大会では導入されているビデオ判定が五輪では行われないことを疑問視。「非常に重要なこと」として導入を切望した。
クレー射撃で疑惑の一発 英紙伝えた反応「明らかに当たったと」
パリ五輪の女子クレー射撃で、誤審疑惑が持ち上がっている。銀メダルに終わった英国の選手は、欧州の大会では導入されているビデオ判定が五輪では行われないことを疑問視。「非常に重要なこと」として導入を切望した。
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英紙「インディペンデント」が「銀メダルのアンバー・ラッター、物議を呼んだ決勝後に射撃のVARを切実に要求」という記事で伝えている。女子クレー射撃スキートに出場した英国のアンバー・ラッターが、フランシスカ・クロベットチャディド(チリ)と戦った決勝で、最後に投射されたターゲットのうち1つがミスと判定されたと説明。「テレビのリプレイを見る限りは当たっている」と報じた。
記事は、近年のヨーロッパ選手権ではビデオ判定のシステムが導入されている一方、今回の五輪ではなかったことを指摘。ラッターもビデオ判定の必要性について「VARのようなシステムは私たちに用意されているもので、直近で出場した大会にもありました。しかし、(五輪では)どこへ行ってしまったのか本当に分かりません」「映像での検証はスポーツにおいて非常に重要なことです。というのも、真の結果と観戦者がテレビで見た事実を必要とする瞬間があるからです。きっとファンは、審判がなぜ確認できなかったのか不思議に思っているでしょう」と発言している。
ラッターは東京五輪に新型コロナウイルスの陽性判定で出場できず、今大会には3か月前に第1子を出産した上での劇的なカムバックだった。記事はさらに、ラッターのコーチ、リチャード・ブリケル氏の「明らかにターゲットに当たったと感じた」「他のコーチ陣全員も当たったと言ったし、会場全体もその反応だった」「悲しいミスジャッジだ」という言葉を紹介している。
(THE ANSWER編集部)