五輪決勝目前で涙の負傷棄権→対戦相手が表彰式でスポーツマンシップ「彼女にこれを見てほしい」
パリ五輪は5日、バドミントン女子シングルス決勝が行われ、何氷嬌(中国)が安洗塋(韓国)に0-2で敗れた。銀メダルに終わったが、表彰式では準決勝で対戦し、試合中に棄権した相手選手の母国のバッジを持って登壇。スポーツマンシップを見せ「彼女にこれを見てほしい」と語っている。
パリ五輪
パリ五輪は5日、バドミントン女子シングルス決勝が行われ、何氷嬌(中国)が安洗塋(韓国)に0-2で敗れた。銀メダルに終わったが、表彰式では準決勝で対戦し、試合中に棄権した相手選手の母国のバッジを持って登壇。スポーツマンシップを見せ「彼女にこれを見てほしい」と語っている。
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表彰台でメダルとともに輝きを放っていた。銀メダルを獲得した何氷嬌は小さなバッジを手に登壇。五輪マークの下にスペイン国旗があしらわれたものだった。
4日の準決勝でリオ五輪金メダリストで世界ランク4位のカロリナ・マリン(スペイン)と対戦。マリンはリードしていた第2ゲーム途中で右膝を負傷し、途中棄権した。金メダルの道がよもやの形で途絶えて号泣。うつ伏せになって動けず、何氷嬌も心配そうに駆け寄っていた。
世界の注目が集まる表彰台で示したスポーツマンシップ。中国メディア「ジーボーバ」は「何氷嬌がスペインのバッジを持って表彰台に」と伝えた。記事によると、何氷嬌は「今日、スペインのバッジを持って表彰台に上がったのは、準決勝で相手選手が怪我をしたことがとても悲しかったからです。マリン選手のような懸命な戦いぶりで決勝に臨みたいと思いました」と説明した。
さらに「マリン選手はとても素晴らしいアスリートだと思います。マリン選手にもこれを見てほしいです。それから、マリン選手には一日も早くよくなってほしいです」と早期回復を願ったという。
(THE ANSWER編集部)