バレー日本、涙の敗退後に感動のワンシーン 集合写真に藤井直伸さんの遺影が加わる
パリ五輪は5日、男子バレーボール準々決勝が行われ、世界ランク6位の日本が同2位イタリアと対戦。2セットを先取し、マッチポイントも再三握りながらフルセットの末に2-3で壮絶な大逆転負けを喫した。ベンチには昨年3月に胃がんで亡くなった元日本代表・藤井直伸さんの遺影が立てかけられ、試合後は選手たちと一緒に記念撮影に納まった。
パリ五輪
パリ五輪は5日、男子バレーボール準々決勝が行われ、世界ランク6位の日本が同2位イタリアと対戦。2セットを先取し、マッチポイントも再三握りながらフルセットの末に2-3で壮絶な大逆転負けを喫した。ベンチには昨年3月に胃がんで亡くなった元日本代表・藤井直伸さんの遺影が立てかけられ、試合後は選手たちと一緒に記念撮影に納まった。
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まさかの結末だった。2セット先取し、第3セットも24-21とマッチポイントを握った日本。そこから逆転でセットを落とすと、第4セットを奪われた。15点先取も最終セットもマッチポイントを握りながら、サーブミスも出て、最後は逆転負け。壮絶に散った。
この日のベンチには1枚の写真があった。藤井さんの遺影。この舞台を目指した盟友と共に戦う覚悟だった。昨年のパリ五輪予選兼ワールドカップで、五輪出場を決めた際にセッターの関田誠大が藤井さんのユニホームを着用してインタビューに臨み、涙を流したほど。しかし、藤井さんに勝利を届けることはできず、石川祐希ら選手は涙に暮れた。
試合後には選手が遺影を持って集合写真を撮影。天国の藤井さんと思いを共有した。その様子を海外メディアも拡散。石川は試合後、「勝つチャンスを持っていながら僕が最後一本決められず、こういう結果になった。責任を感じています」と敗退の責任を背負い込んだ。
(THE ANSWER編集部)