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バレー古賀紗理那の引退確定 日本の敗退決定で…前日ケニア戦が現役最終戦に 奇跡は起こらず

パリ五輪は4日、バレーボール女子1次リーグA組最終戦で世界ランク6位の米国と同19位のフランスが対戦。第1セットを米国が29-27で先取し、この時点でB組3位の日本の1次リーグ敗退が確定した。今大会限りで現役引退を表明している古賀紗理那は3日のケニア戦が現役最終戦となった。

バレーボール女子日本代表の古賀紗理那【写真:FIVA】
バレーボール女子日本代表の古賀紗理那【写真:FIVA】

パリ五輪・女子バレーボール

 パリ五輪は4日、バレーボール女子1次リーグA組最終戦で世界ランク6位の米国と同19位のフランスが対戦。第1セットを米国が29-27で先取し、この時点でB組3位の日本の1次リーグ敗退が確定した。今大会限りで現役引退を表明している古賀紗理那は3日のケニア戦が現役最終戦となった。

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 奇跡は起こらなかった。日本は第1戦のポーランド戦を1-3で落とし、第2戦のブラジルでストレート負け、最終戦のケニア戦で3-0完勝。ようやく大会初勝利を挙げ、グループ3位が確定した。全3組の3位のうち成績上位2か国が決勝トーナメントに進める条件にかけたが、それは格下のフランスが米国にストレート勝ちするというもの。しかし、第1セットを米国が先取し、この時点で無情の敗退が確定。2012年ロンドン五輪以来のメダル獲得も途絶えた。

 同時に今大会限りで引退を表明している古賀の現役生活も、ここで終止符が打たれることに。前日のケニア戦の勝利後、古賀は「今日はキャプテンとか考えず、バレーボールが大好きな古賀紗理那として戦いました」と涙。わずかに残った決勝トーナメントの可能性を問われ、「今日が最後だったかもしれないし、最後じゃないかもしれない。もう一度、気持ちを入れて戦っていきたい」などと話していたが、結果的にこの試合が現役最終戦となった。

 古賀は1996年5月21日生まれの28歳。小学2年生でバレーボールを始め、熊本信愛女学院高では春高バレーなどで活躍。2013年に日本代表デビューを果たし、15年ワールドカップ、16年リオ五輪予選などに出場。リオ五輪本戦には出場できなかったが、その後も日本女子を牽引してきた。21年東京大会で五輪初出場。以降は主将を務め、今年6月のネーションズリーグでは日本女子史上初の銀メダル獲得に貢献した。夫は男子バレー日本代表の西田有志。

(THE ANSWER編集部)


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