ケニア相手に今大会初勝利も…試合後は涙

　パリ五輪で、バレーボール女子日本代表の古賀紗理那が見せた涙に、世界中から感動のコメントが集まった。3日に行われた1次リーグB組最終戦で、世界ランク7位の日本代表が同20位のケニア代表にセットカウント3-0でストレート勝ちを飾った。今大会初勝利を挙げた試合後の集合写真撮影を終えると、古賀は突然泣き崩れた。この瞬間をとらえた7カットの写真が注目を集めている。

　古賀は今大会限りでの現役引退を宣言して五輪に臨んだ。エース兼主将としてチームを引っ張り、日本は今大会初勝利。通算1勝2敗でグループ3位が確定し、決勝トーナメント進出に望みを残したが、ハードルは高い。試合後は気丈にふるまっていたが、チームで集合写真撮影を終えると感情があふれ、立ち上がれなくなった。コートに突っ伏して泣き崩れ、仲間たちの必死の励ましを受けた。

　バレーボール専門メディア「バレーボール・ワールド」公式インスタグラムが、この瞬間を連写した7枚の写真をインスタグラムに公開。「あなたのいないバレーボール界は決して同じではないし、私たちはあなたの名を永遠に称えます。あらゆる人を代表し、人生の新たな章に歩み始めるあなたの幸運を祈っています」とつづると、世界中のファンからコメントが集まった。

「バレーボール界は偉大な選手を失った」
「サリナ・コガ、あなたのことは忘れない！」
「私も泣いてる」
「バレーボールでのあなたの素晴らしい旅を見ることができて幸せです」
「あなたのことを愛しているから寂しくなるよ」
「世界中で愛されたよね」

　さらに「いつも最高の試合を見せてくれてありがとう、私のお気に入りのキャプテン」という感謝の声も多かった。