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水質汚染セーヌ川で泳ぐ「私たちはピエロ」 選手兼ドクターが大会批判「彼らは強いた。悲しい」

パリ五輪の女子トライアスロンに出場したスペイン選手が大会運営に苦言を呈した。会場となったセーヌ川の水質問題が話題になる中、医師免許も持つミリアム・カシージャスは「アスリートのことを全く考えていない」「私たちはサーカスのピエロのよう」と痛烈な批判を繰り広げている。

セーヌ川に飛び込む女子トライアスロン選手ら【写真:ロイター】
セーヌ川に飛び込む女子トライアスロン選手ら【写真:ロイター】

パリ五輪

 パリ五輪の女子トライアスロンに出場したスペイン選手が大会運営に苦言を呈した。会場となったセーヌ川の水質問題が話題になる中、医師免許も持つミリアム・カシージャスは「アスリートのことを全く考えていない」「私たちはサーカスのピエロのよう」と痛烈な批判を繰り広げている。

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 トライアスロンを巡っては、7月30日に開催予定だった男子を31日に延期するなど水質が課題に。英紙「ザ・メトロ」は、同日に行われた女子で33位だったカシージャスのコメントを紹介した。医師免許を持つカシージャスは「セッティングやイメージ、よく見せることばかり考えている。セーヌ川を売りにしてね。アスリートの健康については全く考えていない」と大会運営を批判したという。

 カシージャスは過去に多くのトライアスロン選手が水質の問題で胃腸炎を起こし、何か月にも及ぶ治療が必要になる例もあったと強調。「明らかにスポーツのキャリアを台無しにするもの。選手としてだけでなく医師として言う。健康が第一であるべき」とし、「もし私たちのことを考えているなら、制限がある川で泳ぐというプランBではなく、本当のプランBを持っていたはず」と疑問の声を上げた。

 さらに「私たちはサーカスのピエロのようなもの。彼らは私たちにそれを経験することを強いた。悲しいことだわ」と嘆いた。

(THE ANSWER編集部)



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