暴行前科のビーチバレー選手に会場ブーイング ペア選手は苦言「ファンに失望した。初戦よりさらに酷い」
暴行の前科がある中でパリ五輪のビーチバレー男子オランダ代表に選出されたステフェン・ファンデフェルデが、大会2戦目で初勝利を飾った。その試合中に観客から浴びせられた容赦ないブーイングに対して、ペアを組むマチュー・インメルスが「ファンにはがっかりしたよ。応援が必要なのに」と苦言を呈したと、ドイツメディアが伝えている。
ビーチバレー・オランダ代表ペアが初勝利
暴行の前科がある中でパリ五輪のビーチバレー男子オランダ代表に選出されたステフェン・ファンデフェルデが、大会2戦目で初勝利を飾った。その試合中に観客から浴びせられた容赦ないブーイングに対して、ペアを組むマチュー・インメルスが「ファンにはがっかりしたよ。応援が必要なのに」と苦言を呈したと、ドイツメディアが伝えている。
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ドイツ大衆紙「ビルト」は「暴行犯のパートナー、ビルトに語る」という見出しで、試合後のインメルスのインタビューを紹介。サーブの度に容赦ないブーイングを浴びせた観客に対し、「ファンには失望したよ。最初の試合よりさらに酷かった。コートでは応援が必要なのに」と語ったという。
過去に実刑を受けたファンデフェルデに対し、同紙のアンケートでは、読者の3分の2が五輪出場に反対と答えているという。その件について「あまり多くは話したくない。過去は過去であり、僕は彼の過去を変えることができない。彼と試合に出るためにここに来ている。いい結果を残したい。僕らをサポートしてくれるたくさんの人がいる。その人たちのために僕らは勝ちたい」と答えたインメルス。
ファンフェルデは選手村に入っておらず、試合以外で顔を合わせることはほとんどない。インメルスは「会うのは試合前と練習の時。難しいね」と認めたうえで、「彼は大きなプレッシャーにさらされている。僕はそれでも大丈夫だ。僕らのメンタルは強いし、ともにそれを乗り越えていく」と前向きにコメントしたと記事は伝えている。
(THE ANSWER編集部)