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「日本は柔道着を送ってくれた」 漢字を学び、寿司を愛し…五輪で誓う18歳フィジー留学生の恩返し

12歳当時のジェラード(手前)はフィジーとは違う日本の練習に必死にくらいついた【写真:ナウルコーチ提供】
12歳当時のジェラード(手前)はフィジーとは違う日本の練習に必死にくらいついた【写真:ナウルコーチ提供】

フィジー柔道悲願の「五輪1勝」なるか、身長は「2メートルぐらいになる」

 目標はフィジー柔道史上初の「1勝」だ。「1回戦を勝ちたい。今までフィジーの選手は五輪で1勝もしていない。勝ってフィジー柔道の歴史を変えたい」と腕を撫している。

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 スーパーヘビー級の肉体はまだ発展途上。焼き肉やラーメン、寿司など日本食も大好物だ。流経大監督で、フィジー柔道代表監督の岩崎卓さんは、「中学生の時からずっと見ているんですけど、日に日に強くなっているんですよ。今強くなっている段階なので、ここで結果を求めているわけじゃなくて、(2028年の)ロス五輪の時にどれだけ活躍できるか。そのためのいい経験になれば」と分析。

「日本人選手にはこれだけ身長のある選手はなかなかいない。もうちょっと、2メートルぐらいになると思います。彼は2、3努力すると、日本人が10努力するところまでいく。もう違うんです、体の作りが。彼がみんなと同じことをしていることが一番の努力かもしれない」と将来を見据えた。

 日本で培った経験が五輪という大舞台でどこまで通用するのか。フィジーだけでなく、日本の多くの関係者も見守っている。

(THE ANSWER編集部 / クロスメディアチーム)

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