敗退の卓球中国世界1位「ラケットは敗因じゃない」 前日破壊の被害→代替品の影響否定「どちらも自分の物だ」
パリ五輪は31日、卓球男子シングルスが行われ、世界ランク1位・王楚欽(中国)が世界26位トルルス・モレガルドに2-4で敗れる波乱が起きた。王は前日の混合ダブルス決勝で金メダルを獲得したが、写真撮影中にラケットをカメラマンに踏まれ、折れてしまっていた。新しいラケットで臨んだが、まさかの敗退。しかし、本人はラケットの影響を否定した。
パリ五輪
パリ五輪は31日、卓球男子シングルスが行われ、世界ランク1位・王楚欽(中国)が世界26位トルルス・モレガルドに2-4で敗れる波乱が起きた。王は前日の混合ダブルス決勝で金メダルを獲得したが、写真撮影中にラケットをカメラマンに踏まれ、折れてしまっていた。新しいラケットで臨んだが、まさかの敗退。しかし、本人はラケットの影響を否定した。
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王は10-12で第1ゲーム(G)を落とすと、第2Gも7-11と奪われた。続く2ゲームを奪い返して追いついたが、第5、6Gを獲られてまさかの敗退となった。前日は混合ダブルスで金メダル獲得後、国旗を掲げるためにラケットを脇に置いた王だったが、殺到したカメラマンにより踏まれてしまい、次に王が手にした時には、使い物にならない状態となっていた。
中国紙「極目新聞」は王のコメントを報道。「王楚欽は、ラケットが替わったことが敗戦の原因ではなく、自分に問題があったために負けたと考えているようで、『昨日、あの時には気持ちに影響があったけれど、それは今日負けたことの原因ではないと思う。自分の方にいろいろと問題が生じて、ミスをたくさん犯した。今日はそれで負けた』と語った」と伝えている。
さらに記者から「サブのラケットで、感覚が何か違ったか」と問われ、王は「違いはない。どちらも自分のラケットだ」と気丈に答え、影響を否定したという。
(THE ANSWER編集部)