阿部詩号泣に48時間も沈痛「感動的だ」 他競技スターの価値観に変化「国の代表はどれほど…」
パリ五輪柔道女子52キロ級で2回戦敗退だった阿部詩に対し、他競技のスター選手が胸を痛めている。28日にディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)に谷落で一本負け。連覇を逃し、声を上げて泣き崩れた。国内外の多くのファンの胸を打つシーンだったが、元世界ランク1位のゴルファーは「国を代表するのがどれほどのことかわかった」と沈痛な想いを明かしている。
パリ五輪
パリ五輪柔道女子52キロ級で2回戦敗退だった阿部詩に対し、他競技のスター選手が胸を痛めている。28日にディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)に谷落で一本負け。連覇を逃し、声を上げて泣き崩れた。国内外の多くのファンの胸を打つシーンだったが、元世界ランク1位のゴルファーは「国を代表するのがどれほどのことかわかった」と沈痛な想いを明かしている。
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一本負けを喫した阿部は茫然。状況をのみ込み、悲鳴を上げながら号泣した。これに反応したのは、海外メジャー1勝を含む米ツアー通算13勝のジェイソン・デイ(オーストラリア)だ。米専門メディア「ゴルフダイジェスト」は、阿部の敗戦に「デイが最も衝撃を受けた」と報じた。試合を見たというデイについて「その瞬間の痛みは、その後48時間近くもデイの心に残った」と伝えている。
デイは世界ランク1位になりながら、2016年リオ五輪はジカ熱への懸念で出場辞退。東京五輪は出場を逃した。記事によると、辞退を後悔しているというスタ―選手はこう語っている。
「柔道を見て、彼女たちが負けた時に経験する本当の感情、そして彼女たちが崩れ落ちるのを見て、国を代表するだけでなく、メダルを獲得しようとすることがどれほどのことなのかがわかった」
毎週大会のあるゴルフと比較し、五輪は選手にとって「はるかに大きな意味のあるものだ」と表現。「我々は、望めば来週の大会にも出場でき、それはずっと続いていく。アスリートが敗北を乗り越えようとする感情を経験し、克服しようとするところを見るのはとても感動的だ」と胸を打ったようだ。
そんなデイはパリ五輪に出場する。「だからこそ、私の五輪におけるゴルフ競技の見方は変わったし、今週ここでプレーできる機会にとても感謝している」。プレーぶりに注目だ。
(THE ANSWER編集部)