選手への誹謗中傷「一瞬立ち止まって考えてみない?」 現役アスリートも呼びかけ「おっしゃる通り」ファン賛同
パリ五輪が開幕し、アスリートへの誹謗中傷問題が再びクローズアップされている。SNSを使うことが当たり前となり、本人に直接心無い言葉が送りつけられてしまうのが現状だ。五輪出場経験のあるアスリートからも、次々に警鐘が鳴らされている。
深刻化する誹謗中傷問題、現役アスリートが警鐘
パリ五輪が開幕し、アスリートへの誹謗中傷問題が再びクローズアップされている。SNSを使うことが当たり前となり、本人に直接心無い言葉が送りつけられてしまうのが現状だ。五輪出場経験のあるアスリートからも、次々に警鐘が鳴らされている。
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2000年のシドニー五輪に競泳日本代表として出場した萩原智子さんは、自身のX(旧ツイッター)で「パリオリンピックが始まり、私のSNSにも心無い言葉が届いています。私自身の気持ちを伝えさせてください」と、現役を退いた今でも誹謗中傷の矛先が向いていると告白。「立場が逆だったらどうなんだろうか、と、言葉を発する前に少しだけ考えてみませんか?」と問題提起した。
さらに誹謗中傷のニュースが取り出され反応したのが、陸上女子100メートル障害の元日本記録保持者で、東京五輪にも出場した寺田明日香だ。パリ大会の選考がかかる日本選手権にも出場した現役アスリートの立場から「発言をする前に自分が言われたらどう感じるかを一瞬立ち止まって考えてみない?」と自身のXにつづっている。
続けて「他人が傷付くであろう言葉を投げている自分を、俯瞰してみてみない? 一生懸命頑張っている人に心無い声をかける時間があるならば、自分の人生を豊かにする為に労力を使わない?」と、思わず熱くなって誹謗中傷してしまう側への“予防策”を提示。「娘と考えてみよっと!」と締めくくっている。投稿には「おっしゃる通りだと思います」など賛同の声が寄せられた。
(THE ANSWER編集部)